それは、まだ仕事に燃えていた30歳の私がそれを望んだからです。
当時、会社での業務(国内)は順調にできるようになっており、自身もメキメキつけていました。
ただし、一方で、マンネリ化もしており、もう少し刺激がほしいなと思っていました。
そして、単純に、もしも海外で仕事できたら素敵やん?と思ったのです。
グローバルで活躍をしたい思い、そういえば、MBAを取ったらいいのではないか、と短絡的に考え、海外のビジネススクールでのMBA取得を目指しました。
海外のビジネススクールに入学するためには、推薦文を用意した上で、英語での試験でそれなりの点数を取り、面接も乗り越えないといけません。
海外経験なんてなかった私ですから、英語の勉強は特に地獄でした。
仕事を終え、飲み会は断り、深夜2-3時まで勉強して、という日々を2年弱過ごしました。
会社にはずっと黙っていましたので、社外の知り合いの人に推薦文を頼みましたし、いつも飲み会を断るのも申し訳ない気がしておりました。
で、ようやく、努力の甲斐があり、いくつかのビジネススクールから合格をもらい、会社にもその旨を伝える日がやってきました。
「留学したいので会社は辞めようと思います」
当時の上長には、日々大変お世話になっておりましたが、その方が本当に優しい方で、辞めるまで行かなくても、休職という形をとれないか、会社や人事部に相談してみるとおっしゃってくださりました。
結果として、それが認められました。
ただし、いくつか条件が付いて、休職後に会社に戻ってくる場合は、復職後に一定期間は会社をやめずに勤務することを求められました。
当時の私は仕事も楽しかったので、復職できるのかもしれないのも魅力的だなと思いました。
当時はセミリタイアなんて考えていなかったですね。


