ドイツ自動車大手がドイツでの工場閉鎖を検討しているというニュースがありました。
ドイツと言えば、自動車産業が盛んで、私も子どもの頃からいくつかのドイツ車の車種名を知っていました。
特にEUが成立し、ユーロが導入されてからは、その恩恵を受けたドイツの自動車産業が一層勢いを増すというようなこともありましたが、競争力が維持できなくなってきたということなのでしょうか。
EUの場合、環境規制が厳しい、あるいはそういう方針をとろうとしていることでも知られていますが、自動車に関して言えば、電気自動車の導入、100%切り替えを目指した政策をとろうとしていました。
背景にある当時の思惑としては、競争力のある日本車のシェアを落とし、欧州内自動車メーカーのシェアを上げるというものが言われていました。
しかし実態としては、既にEV大国である中国の自動車メーカーが進出してきてしまい、欧州系の自動車メーカーからシェアを奪っているという話を聞きます。
そもそもドイツに限って言えば、ドイツ車の主要な市場は中国市場であり、中国での攻勢をかけつつ、時には中国車がEU内に輸入される際の関税の引き下げをドイツの自動車業界団体が求めるというようなこともありました。
そのような意味では、ある種、してやられた、という状況であるともいえるかもしれません。
多くの雇用を生む自動車産業
自動車産業は一般的に、多くの部品を必要とする産業であり、そこで働く人たちの雇用を多く生み出していると言われています。
そしてそれがEV化すると必要とされる部品の数が少なくなり、雇用まで失われるということもよく言われています。
失われるような雇用であればそれはそもそもがいらない仕事なのだということを主張する人もいまして、一理あるのは間違いないのですが、実際にそういう業界や会社で働いている人からすればたまったものではないというのも間違いありません。
雇用を守るためにEV化を進めないのは本末転倒だというような主張も聞きますが、そのあたりもまだ整理する必要はあるのかなと思います。
そもそもEV化を進めるべきなのか、雇用を守るべきなのかというのは少し別の軸の話であって、本当であれば、なぜEV化を進めなくてはならないのか、EV化を進める必要があるのか、というところからスタートしてその上で、では雇用はどうするのかというのを考えるべきなのではないかと思います。
EV化を進めることがどう考えても社会的なメリットが大きいという話であれば、それはある程度の雇用を犠牲にしてでも進めた方がいいかもしれないとなるのは個人的にはうなずけます。
その場合でも対象となる人からしたらたまったものではないのですけれどもね。
素人の私からすれば、なにかしら培った知識や経験は必ず別の業界や別の業界のためのビジネスで活きるはずだと思いますが、そんな簡単に言ってくれるなよと思われる内情知らずの意見なのでしょう。
ドラマの中であればそういうことも起こるのでしょうけれども、あれはあくまでもドラマの世界だからなのでしょうか。
自動車という、安全性や正確性が求められているモノに部品を供給しているということは、技術力は必ずあると思いますので、その技術を別の何かに転用するということ不可能ではないのではないかと思います。
私は専門家ではありませんので詳細は分かりませんが、マッチング次第で絶対に新しい可能性があるのではないかと思います。
私のように技術を持っておらず、机の上での経験、知見をもとにしか仕事ができない人間よりかははるかに強み、能力がある人材が揃っていると思います。
話を戻すと、そういった、自動車産業に関連する業界や会社に雇用されている人に対して、今回のドイツ自動車メーカーの動きが影響を与えていくのでしょう。
私が知る限りは部品メーカーなどはドイツ国内にあるだけではなくて、東欧などの国にあるようですので、ドイツ国内だけではなくてEU、欧州内に影響を与えかねない動きなのでしょうね。
それが弱肉強食、資本主義社会の理だと言われればそうなのでしょうが、それは外野からの意見だからでしょうね。


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