出張の依頼



とある部署から会議出席のための出張依頼がありました。

 

私を含めて他にも同じ目的で何名かを呼んでいるということでして、出張費はその部署負担で気にしなくていいので参加をしてほしいという旨の連絡でした。

 

宿泊も含めてにはなりますが、往復の交通費と宿泊費で含めると4万円はかからないかなという費用感でしょうか。




気になる点


 


メールでその依頼が来ており、会議の日時や趣旨目的なども書かれていたのですが、そこに私含めた参加者の名前と役割も書いてありました。

 

そして、よくよく読んでみると、他の人の場合は名前と会議の中で期待されている役割が明確にあるものの、私の場合は名前しかなく、会議の中で果たすべき役割は特に書かれてありませんでした。

 

会社の経費を使用しての出張は言い方は変ですが、楽しくできる機会ではありますので、出張をすることそのものはありがたいですし、むしろ呼んでくれてありがとうなのですけれども、何名かの宛先と一緒に送られているメールにて、会議の中での私の役割は明確にはありません、いてくれたらそれでいいです、というようなメッセージが発信されているのと同じです。

 

本音を言えばですが、それはありがたいことではあります。

 

仕事のために出張をしてほしいと呼ばれているにもかかわらず、特に期待している仕事はありませんよ、と言われているのと同じです。

 

グループで出張をしてくる、出張をする人の中で、この人別に会議中に発言もしないし、会議にいるだけの人だなと、こちらが感じる人がいると思います。

 

会議後の食事会などでこそっと周りの人に聞くと、あの人は仕事ではなくて遊び出来ているようなものですから、と言われてしまうような人です。

 

なんなら意欲的にそういうポジションに応募してくる、つまり出張について来ようとする人もいるでしょう。

 

そんなポジションにわざわざ指名してくれて、お金も出しますから出張しませんかと声をかけてくれているわけですから、罪悪感のようなものを除けば、ありがたいとしか思えませんし、他にそういう出張がしたい人は山ほどいるのではないでしょうか?

 

ポジティブに考えれば、私もなぜ呼ばれているのか分からないんです、という困惑した態度を取りつつ、出張をして、敵をつくることなく出張を楽しむことができる機会でもあるとは言えます。




ちょっと怖い


 


とは思ったものの、私としてはなぜそのような指名が来るのか、がちょっと怖いと思ったのも正直なところです。

 

会議の内容を全部は知らされてはいませんが、趣旨や目的の事を考えると、私のこれまでの業務内容に関係があるのはあって、内容によっては全く無関係の会議に呼ばれているということではありません。

 

いや、あえて言うのであれば、その会議で私の経験事例を発表をしてください、と依頼されたとしたら、まあそういうことであればと腹落ちするというか、オンラインでもいいとは思うけれども、なるべく対面で発表をした方が確かに良さそうですね、というようにも思うと思います。

 

ですので、会議のアジェンダによっては、私が呼ばれていること自体は正当化できるとは思っています。

 

全く別の部署にいる私であったとしても、発表をすることで、その会議の参加者のためになるとか、会議の目的が満たされるというのであれば、私がいることに意味があるということになります。

 

ただ、改めてですが、今回はそういうことは期待されていなくて、ざっくり言うと他の人の事例を聞いていてください、別にコメントも求めていません、ということなのかなと思っています。

 

もしかしたら、それが今後の私の業務に関係があるから聞いておいてくれと言うことなのかもしれませんけれども、例えそうだとしても、別に出張費を別部署が負担してまで私をただ呼ぶことまでしなくてもいいのではないか、と思うのです。

 

それこそオンラインで参加してくださいでいいのではないか、と思います。

 

それなのに、なぜ私を指名して出張費までかけて呼ぼうとしているのか、何かそこに裏の意図、別の目的があるのか、というのが非常に気持ち悪いわけです。

 

ただ勘繰りすぎているだけかもしれませんし、心配しすぎなだけなのかもしれませんけれども、万が一、私の不安が的中していて、なにか別の意図があるということであれば、火中の栗を拾いに行くようなことになりかねません。

 

少しホッとするポイントは、強制ではなく、あくまでも時間があれば来てくれないか、というトーンでの招待であるということです。

 

とりあえずは前向きに検討しますとだけ返事をして、その裏事情を探ろうとだけ心に決めました。

 

実際に何もわかっていないのですが、さらに何も変わっていないふりをして、本当の意図が一体どこにあるのかを確認してみようと考えています。

 

 


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