今進めているプロジェクトの一つにコンサル出身の社外アドバイザーの人が入っています。
プロジェクトを管轄しているトップの人が信頼を置いているということで依頼されていると聞いています。
私はコンサルタントの仕事内容の詳細はよくわかりませんが、恐らくそうだろうと思う、間違いなく大切なことの一つに、依頼者や関係者の意見をまずしっかりとヒアリングして自身の理解を深めながらも依頼者の意思を確認してどういう結果やレポートをまとめるのか考えながら動くというのがあるはずだと思っています。
なぜなら、最初の依頼を受けるときに、こういう課題があるから解決するサポートをしてほしいと言われているはずで、ではどんな課題がなぜ課題になっていて、それをどう解決するのがいいのかを自身が知らないといけないでしょうし、依頼者が思う課題の背景や理由が、実はよく調べてみたら一部でしかない、ということもありえるでしょうから、であれば解決方法も変わってくるであろうし、そういうところを解き明かしていくのが求められているのではないかと思うからです。
まあ、上述の人はコンサルではなくて、正確に言うとコンサル出身の人ですが、それでもコンサル的に働いてほしいと依頼を受けているのでしょうから、そのように動くべきだろうとは思います。
不満
ただし、実際にプロジェクトを進めていく上で感じるのは、仕方のないことではありますが、そもそも事業内容についてよく知らないというのがありますし、これは問題で、表面だけなぞって理解しようとすらしていないような気もします。
というか、依頼者の人の依頼をかなり浅いレベルでしか理解していなくて、なんならちょっと誤解をしているのではないかとすら思います。
というのも、プロジェクトのレポートの方向性が一貫していなかったり、突然新しいパーツを入れたレポートにしようという指示がきたりするからです。
まあそれが依頼者の指示であるならば100歩譲って仕方のないことなのかなとも思いますが、先日あった中間報告では、結果的に依頼者はそんな指示をしていないし求めてもいないということが分かりました。
私にとっていい判断だったなと思ったのは、その新しいパーツというのは私が分析や提案を進めてきた内容ではカバーできない内容だから、もしも急に含めるということであればそのパーツはその元コンサルの人でカバーをして話をしてほしいとお願いをして、私は無駄に手を動かさなかったということです。
結果的に、そこに時間をかけても説明する時間の無駄にしかならず、依頼者の人は求めていなかったわけですので、我ながらいい判断をしたと思っています。
依頼する側の問題も
ちゃんとコンサルタントとして業務を行なっている人であるならば、今回のようなことは起こらなかったのかなという思いはある半面、一方でこの依頼者の人の進め方にも問題はあるのかなと思っています。
なぜならこの人を選んだのは依頼者の人だからです。
最終成果が左右されかねないことですし、その人を選んだのは依頼者の人であって他の人ではありませんから、その責任は依頼者の人にあるはずです。
もしもその人を活用するつもりであるならば、その人とのコミュニケーションをしっかりとって、何を求めているのかというのを詳細に連携してほしいところですし、それができないのであるならば別の人に依頼するなり、自分自身でリードするなりして、プロジェクト全体をうまくコントロールしてほしいなと思います。
依頼者の人自身は、自分がやりたいことが明確にあるはずなので、それを実現するにはどうすればいいのかを考えることには責任があるはずです。
もちろん、リソースの問題があるなどで、全部が全部を自分が関わるということには限界があるでしょうし、だからこそコンサルタントを雇うということもあるのでしょうけれども、誰を選ぶのかは重要だと思います。
今回コンサルタントの役割で参画している人は、基本的に自分の意思はない人だと思っていまして、それ自体はある種仕方のないことだと思います。
そこに自分の意思を持てというのは逆に暴論で、あくまでもコンサルタントは論理的に考えて何が最善策化を考える役割だと思うからです。
しかしだからこそ、その意思の部分、さらに言えば依頼者の人の意思の部分を明確にして動くことが大切だと思いますので、それができていないならば、コンサルタント的な人もイマイチですし、依頼者の人もイマイチだよなと思います。
今回にいたっては、ちょっとそのコンサルタント的な人の動き方が良くないと思いますので、そのことを、今度、依頼者の人に直接言ってみようかなと思っています。
私の負担が増えるのは避けたい反面、自分の仕事が厄介になるのはなるべく避けたいです。


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