人事評価はアピールの場なのか




 

この季節は人事評価の季節です。

 

昨年度の振り返りもありますし、今年度の目標設定もあります。

 

振り返りに関しては、まずは上長と自分自身の評価の振り返りを行ない、その後上長クラスの人が集まって、組織の中でのあの人の評価がどうだこの人の評価がどうだというのをやって、最終的に私の評価が決まる仕組みのようです。

 

当然に私はその集まりに参加したことはありませんが、参加したことのある人曰く、結構大変な会のようですが同時に面白くもある会のようです。




人を評価するって大変


 


絶対評価ではなくて相対評価の上に、もちろんながらそういうパフォーマンス以外のお気に入りとか年次とか、諸々の要素が絡みますので、参加している人は大変だというのは想像できます。

 

私はそこまでではありませんが、中には自分が当然評価は高くつけられるだろうと期待している部下もいますし、そういう人がいざ自分がそこまで評価が高くないという子が分かると結構かみつくなんてこともあります。

 

そういう人こそ意外と周りが見えていないことが多い気はしますが、客観的に観てああだこうだという主張をしてきては納得をしないという話も聞くことがあります。

 

もちろんしっかりと成果を出しているのに低い評価をされてしまうのは問題ですし、是正をしなければならない点であることも良く分かるのですが、もしも本当に評価をすべき人であれば、自分の上長だけではなくて周りから高い評価をするようにサポートをもらえるはずで、それがないというのはやはりそこまでだと思われても仕方のない何かはあるのだと思います。

 

極端にずば抜けた成果を出せる人はそんなに多くはないとは思いますが、それでも成果を出している人のことは、周りの人も分かりますから、彼や彼女が高い評価になるのは仕方ないなという意見情勢が自然とされても不思議ではないことを考えると、そうなっていないのには何かあるのだと思います。

 

自分はちゃんとやっているつもりでも他の人はそれ以上にやっているとか、もっと組織全体に影響のある成果を出しているとか、他の人の方が評価が上ということも十分にあります。

 

そういう話を聞くと、そういうややこしいことを言う部下が自分にはいなくて助かったなという思いがするのが正直なところです。

 

そういう人であればあるほど、ロジカルに説明をされても納得をしないことも多いような印象を受けますし、なんなら評価をしてもらえないなら仕事のパフォーマンスを下げますという変な主張をすることもあります。

 

そういうことをするから評価もされないということにつながってしまうということに気付いていないのかなと不思議になります。

 

まあ、私も必要以上に仕事に人生をかける必要はないと思っている人間ですから、何が何でも仕事をやれとは言いませんが、それでも周りに迷惑をかけてしまうくらいにパフォーマンスレベルが落ちればそれは組織で生きている人間として問題だなとは思います。

 

周りには迷惑をかけない程度にうまくては抜きつつ、それでいて責任はしっかりと果すのが目立たずにしかし信頼も失わずに組織の中で長生きするコツです。

 

変に目立って誰かに目を付けられるほどやりにくくなることはありませんので、そういう意味では適度に成果も出す必要があると思っています。

 

ただし、それを評価してもらうかどうかというのはまた別の問題で、実際に所真面目にやっていれば誰かが評価はしてくれるとは思いますが、その評価によって自分が望まない結果が待っていそうなのであれば、無理に評価をしてもらわないという働きかけを裏でしておくことは大切だと思います。

 

逆に評価をしてほしい人は声を大きく、自分のやってきたことをアピールする必要はありますが、その場合でも節度を守って、自分はすごいと勘違いしすぎないというのも大切なことかなと思います。

 

まあ、とにかく大したことがなくてもアピールする人もいますし、実際には声の大きい人の意見が通るというのも嘘ではありませんが、それで自分の思い通りにならないからと文句を言うのもまたちょっと違っているよなと思います。

 

私は、ちゃんと仕事をしていますよアピールはしますが、こんな素晴らしいことをやりましたアピールはしないようにしています。


人事評価もアピールの場ではありますが、実際には普段の仕事ぶりがなによりのアピール手段です。

 

真面目にやってさえいれば、そんな変な評価はされませんし、評価なんて組織の事情で適切にされるかどうかも分かりませんので、そんなものだくらいの心構えでいる方がいいと思っています。


まあこれは私が日本企業に勤めているからであって、外資系だといかに自分の功績をアピールして認めさせるかですから、またちょっと様相は変わるのでしょうけどね。

 



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