指名手配犯の続報



 

 

 

さて、先日ブログにも書きましたが、死の間際に本名を明かした指名手配犯の続報ニュースが入ってきました。

 

それらを見ていると、これは決して勝ち逃げをしたわけではないな、という気がします。

 

医療サービスを受ける際に偽名を使用していたことは間違いなさそうですが、保険証を持っていなかったという情報もありますので、保険適用なくすべて自費で支払いをしていたのかもしれません。

 

当然、協力者が資金サポートをしていた可能性はありますが、本人は土木関係の仕事に約40年もの間ついていて、同じ会社で働き続けて、小さい散らかった部屋で生活をしてたそうです。

 

近くにあるバーでお酒を飲んで音楽を聴きながら楽しむ様子も目撃されていたようですが、少なくともここ最近についていえば、暮らしは楽ではなかったのだろうと思われます。




勝ち逃げではないな


 


もちろん、指名手配をされながらも捕まらずに逃げおおせたという意味では勝ち逃げではありますし、現在に至るまでにどういう暮らしをしてきたのかは分かりませんので、もしかしたらいい暮らしをしていた期間がある可能性もありますが、なんとなくその可能性はそこまで高くなさそうだなというか、苦労をして生き延びてきたのであろうかという気がします。

 

まあ、本来であれば刑罰を受けなければならない立場ですので、そこから逃げてきたという事実に関して言えば全くもって擁護もできませんし、仮に極貧の暮らしをしていたとしてもそれをかわいそうだとも思えないですし、自費で医療サービスを利用していたと聞いて負担が大きくて大変ですねとも思いません。




人生の選択肢

 



人間ですので、常に100%の清廉潔白さでは人生を過ごせないとは思いますが、もしも真っ当に生きていれば違った人生はあったはずですし、この指名手配犯は大学にも通っていたということで、その違った人生は、50年近く逃げ隠れする人生よりか満足度は高かったのではないかと思います。

 

もちろん、生きていればなんでもある世の中ですから、違う人生を歩んだところで、別のストレスに悩まされることもあれば、不幸に感じる出来事にも見舞われれば、こんなことであれば、と思うことも当然にあるとは思いますし、やり直さない限りどの選択肢が正しかったのかが分からないのが正直なところです。

 

昔あったドラマで、2つのうち、どちらの選択肢を選ぶかで主人公のその後を描くドラマがありました。

 

基本的にはどちらかの選択肢が幸せにつながっていて、その一方が不幸につながっているのですが、場合によってはどちらの選択肢も不幸につながっているなんてこともあり、そういう運命でした、というシナリオもありました。

 

ただ、例えどちらの選択肢を選んだにせよ、別の選択肢の方が正しかったかどうかは分からないのが人生です。

 

真っ当に生きていない政治家が私服を肥やしていたなんていう話がある今日この頃ではありますが、だからこそばれたときには責められているのでしょうし、人によってはもう議員再選の芽が摘まれてしまう人も出てくると思います。

 

それでも生き残れる人がいるところ、持つものと持たざるものの存在があるところ、この世の中が不公平だなと思う点ではありますけれどもね。

 

政治家と庶民を比べれば政治家は恵まれているかもしれませんが、政治家の中ではまた勝ち組とそうでない人が存在しているということです。

 

しかしながら、一般的に言えば、より真っ当に生きていれば、より幸せな人生を送れる可能性は高いのではないかとも思いますので、今回の指名手配犯については道を間違えたのではないかと思ってしまいます。

 

人生を棒に振るまでのことを若いころにして、人生の後年においてはそれをどう考えていたのか、というのは少し興味があるところではあります。

 

少しは考え方も丸くなって、間違った手法を取ったとか、違う方法もあったと今になれば思うとか、そういうことを思っていて欲しくはありますが、今となっては誰にもわかりません。

 

逃げ続けて逃げ続けて、結果として彼が得たものが何だったのも気になるところですが、逃げ勝ちではあって欲しくはないですし、そうではなかったのではないかと思います。

 


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