改めてですが、ボーナスが出たということもあり、私の資産がどのように増えているのか、考えてみました。
過去を遡れるデータはほぼありませんので、あくまでも推定の域は出ませんが、大きな枠組みという意味では大きくは間違っていない推定だと思います。
勤続年数の影響
私は大学卒業以来同じ会社で働いてきています。
入社以来保有株式の株価が資産価値を上げているというのは確かにその通りなのですが、そもそもがやはり勤続年数の増加や職位があがったことによって、年収が増えていることが私の資産の増加スピードを上げているように思います。
新入社員時やそこから数年間の給与明細を見てみたのですが、年収そのものが低いので、そもそもそんなに貯蓄ができないという状況であろうということは容易にみてとれます。
また、記憶の中では週末のたびに彼女とデートをして、1日当たり1万円を使っていると全然お金が貯まらないなと感じ、彼女と別れてそれがなくなると急にお金が貯まるような感覚になったのを覚えています。
今では若い人の間ではデートの際は割り勘なのでしょうか?
今でこそ、女性とデートというのは私はないですが、後輩と食事に行くとおごるなんてことはありますので、昭和脳の人間ですね。
年収カーブ
さて、私が勤務する会社では、年収の上昇カーブは勤続年数が増えるにつれて大きくなる、例えるなら大器晩成型のようなカーブになっていますので、若いころはどれだけ成果を上げたとしてもそれが年収には反映されにくくなっています。
逆に、勤続年数が増えて、職位が上がると、それだけで年収がぐっと上がりますので、例え評価がどれだけ悪くても、勤続数年の社員と比べると明らかに高い年収をもらえるということになっています。
ですので、例えばの話ですが、よほど浪費をしない生活スタイルであるならば、勤続年数数年の若手が1年かけてようやく貯蓄できる金額を、勤続年数が長い社員は1回のボーナスで貯める、なんてことも可能になるわけで、そこに職位が上がる影響も加味すると、明らかな差が出てきます。
ですので正確なデータはないものの、私の資産もここ数年でぐっと増加スピードが上がっているのではないかと想定しています。
今の資産額を勤続年数で割り返して平均を取ったとすると、その金額は絶対に若手の頃には1年では貯められない金額になっていることからもこの想定自体は間違っていないと思います。
私の勤める企業が長年にわたる大きな業績悪化をすることなく、また給与制度が大きく変わらない想定をすれば、今後もしばらくは勤続年数が増えるたびに給与は増えると思います。
セミリタイアへの躊躇
そして、セミリタイアを目指している私にとっても、それって実はかなり魅力的に映る話ではあるのですよね。
もちろん仕事のストレスはありますし、心の洗濯はしたいですし、もう少しゆっくり働きたいというのはあるのですが、しがみついていれば安定して資産が増える可能性が高いというのは正直魅力的です。
既にセミリタイアをされている人はその誘惑よりも優先したいものがあって決断されているのだと思いますが、今の私には資産が増える可能性があるという誘惑には負けてしまうかもなという思いがあります。
そんなにお金があってもどうやって使うのか、いつ人生が終わるかもわからないよね、なんていう思いももちろんありますが。
他にどうしてもやりたいことがあるので、今の勤務先はやめるという選択肢であればもう少し違った価値判断になると思うのですが、今の勤務先で違う仕事をするとか、違う場所で働くとか、そういう可能性も含めて考えたうえでセミリタイアするかしないかを判断するのが賢いのではないか、という思いがでてくるのは、やはりその方が資産形成しやすいのではないかという思いがあるからだと思います。
一方で、ある程度資産形成ができてしまえば、いつ辞めたって大丈夫なんだという安心感や余裕が自分にできる気がしますので、そうなればまた色々と心境の変化はあるのかもしれません。
セミリタイアを目指している人で、あと何年働けば資産はこれくらいまで行くな、という想定をされる人がほとんどだと思うのですが、その資産形成スピードが高まっているということを感じた際に、それでも目標額を変えずにセミリタイアをするのか、あるいは目標額を少し上げてセミリタイア後の生活に余裕を持たそうとするのか、どういう風に考えているのかちょっと興味があります。


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