高級取りには理由がある




世の中は金だとは言いませんが、お金は人生で大切なものでもあります。

推定生涯年収ランキングが話題になるのも、お金に興味がある人が多いからです。

給料が高い会社として、ネタのように話題になるのはキーエンスです。

キーエンスと言えば、私が就職活動をしていた頃から給料が高いけど激務ということで有名でした。


30代で家が建ち、40代で墓が立つみたいなことを言われていたと思います。


経験者の話を聞くと、営業の人は本当に分刻みで管理されるということも耳にしますし、それは窮屈だろうなと思いますが、社員の高給を約束できるということでは一方では優良な会社であるとも言えるでしょう。


マイクロマネジメントするのに、給料はいまいちとか最悪の会社ですから、給料が高いならまあ仕方ないなと諦めもつくというものでしょう。


また実際に、キーエンスは顧客対応が素晴らしく早いということも聞きますし、必要とされている会社であることも伺えます。



キーエンスが満たすもの



そんなキーエンス関連の記事で、顧客の期待以上のものは作らない、というものがありました。


要は、顧客がぴったり欲しがるものをつくる、という当たり前のことなのですが、転じて、必要以上のもの、過剰なものは提供しないということなのかなと思いました。


キーエンスが提供しているのは、機能が大切になるモノやサービスですので、よりそれは見出しやすいのかなと感じます。



情緒的価値



ただ、世の中には機能的価値よりも情緒的価値が大切になるモノやサービスもあります。


例えば私が好きなお酒もそうですし、エンタメ系やファッション系もそうでしょうね。


よりライフスタイルに寄った物事なのでしょうか。


機能的価値は期待されているものもまだわかりやすいのかもしれませんが、情緒的価値は測る尺度もよくわかりませんし、数値で表すことも難しいです。


この時計をつけたら人生の満足度が5ポイント上がって、とか表現できないですからね。


そもそも、飲み物には、機能的には飲みやすいとか、飲みごたえがあるとか、いろいろあるかもしれませんが、それを数値化は中々できません。


ビールの宣伝で、キレとかのどごしとか言いますが、それを数値で判断するのは中々難しいのではないでしょうか。


となると、機能的価値を定義するのもまた一苦労なのではないかと思います。


顧客は何を求めていて、どれくらいの要望を満たさなくてはならないのか、その判断が難しいカテゴリーもあるのだと思います。


美味しさの追求とか、言葉では言えますが、実際に美味しさとは何かを説明できる人はほぼいない気がしますし、そもそも美味しさには共通の基準があるのかも明らかではありません。


同じものでも、人によっては美味しいと感じるでしょうし、そうでない人もいるでしょうから。


どの会社でもキーエンスの真似をする、というのは、やろうとしても無理な場合があるのかもしれないですね。


しかし機能的価値を提供している会社は、キーエンスのやり方に学ぶところは大きいのかもしれません。


キーエンスは、個人的には若い頃ならば働いてもいいかなとは思いますが、今となっては自分にはきついだろうなと思いますが、そのシステムは優れているところは間違いなくあるのだろうと思います。



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