どちらが正しい、間違っているという話はさておき、イスラエルとパレスチナのガザ地区を実行支配しているハマスが戦争状態に入りました。
お互いに無辜の市民に被害を与えておりますし、これまでもそういうことは起こってきました。
無辜の市民が巻き込まれた映像を見せられれば、どちらにも相手を攻撃する理由はあるように思えますし、相手方はなんてひどいやつらなんだ、と感じると思います。
そもそもの原因を作ったのはな誰かなんて遡れば一世紀前まで遡れますし、誰が諦めるべきなのかというのはおいそれと判断できないことでもあります。
広告
そんな中で、YouTubeの広告が流れたのを観ました。
イスラエルの政府機関が、自分たちに正当性があると主張する広告です。
悪いのは相手であり、自分たちに正当性があるとする戦略的な広報です。
おそらく、財政面ではイスラエルからしたらなんてことない広告費でしょう。
また、この広告を見る人が、今の戦争状態の根本にある理由やこれまでの経緯をどこまで理解しているのかと言えば、あまり理解していない人が大半ではないかと思います。
私も別に深くは理解していませんが、それでも、広告を見る際には、冷静に見ないとなあと思いますが、中には、見た結果、これはイスラエルが100%正しいと感じる人もいるでしょう。
もしそうなれば、この広告の目的は達成されますし、そういうことを目的としているのだと思います。
そもそも、一般企業が行う広告や広報活動だって、その企業の主張をしているだけですから、その主体が政府に変わったというだけです。
また、その国の政府の主張は目に見える形、見えない形で普段から主張活動がされています。
ただまあ、今回の件においては、ハマス側の主張はその主張を目や耳にする機会の多少という点で、比較的、日本人には見えにくいのではないかと思います。
使用される媒体という意味では、欧米諸国もあてはまるかもしれません。
何が真実か
また、今回の件に限らず、もしも前提知識が少ない場合、我々は目にしない主張より目にする主張の方を信用する傾向にあると思います。
国際社会では嘘の主張でも、声の大きい方が信用される、というようなことも言われます。
何も言わなくても、周りは真実を理解してくれるというのは間違っているのかもしれません。
一方で、声高に主張されていることが正しい、とも断定できません。
別になんでもかんでも事細かに検証して真偽をはっきりさせる必要もないと思いますし、それをしていては生活に支障をきたしますが、真偽が入り乱れているということを頭に入れておくのは大切かもしれないですね。
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