高校野球が慶應高校の優勝で終わりました。
試合はほぼ見ていませんが、決勝戦の名にたがわぬ熱戦だったようです。
そして、とある慶應高校の選手がイケメンだということで取り上げられているようです。
高校生の女性スポーツ選手に男性がかわいいですねとか、美人ですねとか言うと批判されることもあるのに、男性スポーツ選手に女性がイケメンですね、というと特にそういう批判がないのはなぜでしょうかね。
と言ってしまうとちょっと思想も入ってしまうので厄介な話題になりますが、まあ社会としてはそういう空気感はあります。
恐らく今後も、そのスポーツ選手の話題はなんだかんだで取り上げられると思いますし、慶應高校そのものが高校球児は髪型が坊主であるというステレオタイプを崩して優勝したというのもあるので、より一層でしょう。
まあ、気合を入れるために坊主にしました、というのは覚悟のしるしとして未だにウケもよかったりしますし、特に我々中年男性にはそういう思考回路が備わっているのかもしれません。
まあそんなこんなはおいておいて。
危惧していること
改めてですが、このスポーツ選手は今後メディアでも取り上げられるでしょうし、色々とプライバシーに関わることも根掘り葉掘り報道されるのではないかと思います。
そんなことよりももっとやることがあるのではないかと思いますが、そうなるでしょう。
そうなると、私が危惧しているのは、かつて同じく甲子園のヒーローであった人に対してメディアや世間がやったことがまた起きるのではないかということです。
その人自身は確実にヒーローでしたし、確かにややビッグマウスのところもあったとは思います。
しかしながら、私の印象としてはメディアがもてはやして勝手に上げて上げて、それがどんどん加熱したという印象です。
ただ結果として、その人がこれ以上大きな成果を上げられないと分かった瞬間に、今度はバッシングのような姿勢での報道に変わった印象があります。
勝手に期待値を上げておいて、いざとなったら叩き落すというような印象を持ちました。
確かに、そこに本人が乗っかってしまったということはあるかもしれませんが、言ってもまだ人生経験の少ない子どもなんですから、周りがもてはやしたら天狗にもなってしまうでしょうし、なんなら周りの期待に応えようと演じてしまっているうちにそうなってしまったのではないかとも思います。
もちろん本人の資質というのもあるかもしれませんが、それでもいざ叩かれ始めた際には、世間はあまりにも勝手だなあとかわいそうに思いました。
ある種、人ひとりの人生をメディアや世間が狂わせてしまったとすら思います。
そんなことがまた起きないといいなと思いますし、メディアや世間なんてそんなもんだぞと注意を促してくれる人が周りにいてほしいなと思います。
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