とある中古自動車販売会社の不祥事に関連して、本部の偉い人が視察にくる際の準備のために、店舗側が色々とよろしくないことをやっていたということが明らかになっています。
そこまでするのかという思いと共に、そこまでしないと思うくらいプレッシャーもあったんだろうなと思います。
そんな気持ちになったことがないので良く分かりませんが、そこら辺にある木を1本や2本枯らしたところでたいしたことないだろうという思いもあったのでしょう。
なにかあると一気に降格を命ぜられるという話も出てきていますし、もしかしたら罰金みたいなのもあったのかもしれません。
この会社の話は行き過ぎかもしれませんが、こういう偉い人の視察というのはそういうプレッシャーを伴うものもあるでしょうから、それに対して滞りなく準備をしたくなる気持ちは良く分かります。
対応案件
私も、そういう視察対応というのを最近しました。
オフィスの汚さとかでどうこう言われることはないだろうということでそこには常識程度の気しか使いませんでしたが、訪問される場所にいろいろと事前交渉したり、手はずを整えたりというのはやりました。
また、こんな質問が来るのではないか、あんな質問が来るのではないかと事前準備を部署の人に言われて、その模範解答をつくる仕事もやりました。
そもそも、私自身はなにかを取り繕うという気はなくて、自分が思うことを言えばいいのではないかと思うのですが、私の上長などはかなり気を遣ってシミュレーション問答をした方がいいとか、ああだこうだと色々と厳しく注文を付けてきました。
まあ確かに、役職が上の人にとっては、偉い人になにかネガティブな印象を与えると自身の将来にも響いてくる可能性がありますので、なるべく万全の準備を整えて出迎えたいという思いはあるのだろうと共感はしました。
正直、こちらとしては非常に面倒くさいですけれどもね。
まあその一方で、そういう気の遣い方というのは、私自身が気づかないような視点を改めて与えてくれますので、そういう意味では勉強になっているというのはあるのかもしれないと思います。
しかし、自分の得意分野であればいいのですが、そうではない分野にまでアンテナを張り巡らせて準備をするというのは、気配りができないとなかなかできません。
なんでそこまでしなければならないんだという思いも一方には持ちつつ、自分ではなく組織の幸せを考えればそこまでしないといけないのだろうな、とも思います。
まさか
どこの会社もある程度は似たようなことがあるのでしょうし、もしかして私自身も誰かにそんな風に気を遣わせているのかもしれません。
そうだとしたら申し訳ないというか、ありがたいというか。
忖度も絶対悪かといわれるとそうではないんだろうけど、まあ最近は悪の方に転がることが多いな。忖度文化も見直し必要だと思う。
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