やりたいことがないセミリタイア志願者



 

 

会社のちょっと偉い人たち何名かと、飲みながら話をしていた際に、私がこれからどんなことをしていきたいのか、というのを質問されました。

 

絶対にこれがやりたいという仕事はないので、今やっている仕事のことも踏まえて、こういうことならさらにレベルが上のことをできる気はしますけれども、という答え方をしました。

 

すると、やんわりとではありましたが、できる気がするということではなくて、やりたいという強い思いがないとダメだ、ということを言われました。

 

その人は、人事などを差配する人ですので、人材を割り当てる際に意思を問いたくなるというのはもちろんあると思いますし、その人自身がこうしたいという思いをもって仕事をやってきているというのもその通りだと思いますし、質問そのものもどんなことをしていきたいのか、ですから私の答えでは答えになっていないのもその通りです。



でも困るんだよな

 


その一方で、私自身からすると、そんな質問されても困るんだよな、というのも正直なところなのです。

 

当然ながら、やりたいことがある方がないよりも良いのは間違いないと思いますし、仕事をしていても幸せだと思います。

 

就職活動中なんかも必ず問われますよね。

 

この会社で何がしたいのですかと。

 

その時にはっきりと答えられるかどうか、は確実に合否の分かれ目になると思いますし、求められるのはやりたいことがあることです。

 

ただ、今の私には、別に絶対にこれをやりたい、というものがないのです。

 

そもそも会社に入ってから、何かの専門性を高めるようなキャリアを歩んできたわけではなく、ある種便利使いをされながら、色々な業務を担ってきました。

 

その過程で、苦手な仕事や嫌いな仕事、得意な仕事や好きな仕事、というのはありますが、この仕事がやりたいという仕事は正直言って、ありません。

 

苦手なことや嫌いなことを避けて仕事をさせてもらえるならそれでいいですよ、というのが思いです。



ちゃんとやってる自負はある

 


セミリタイアを目指しながらも、とはいえプライドもありますので、どんなにつまらない仕事でも任された以上はきちんとやろうとは思いますし、実際にめちゃくちゃ成果を出すことはできなくても、合格点を出すくらいにはどんな仕事もやりとげてきているだろう、という自負もあります。

 

私の感覚をチームスポーツで例えるなら、このポジションが絶対やりたいというのはないけれども、試合に出してもらえるなら別に何でもやりますよ、というものに似ているかもしれません。

 

というのは、私の周りには優秀な人たちがたくさんいるというのを知っていますので、その人たちを差し置いて自分がそのポジションにつきたいとは思いません。

 

その人材配置は、組織からしたら、少なくとも短期的には損失だろうということが分かるのです。

 

そういうのを超えた、自分のやりたいことを主張しないと、と他の人から言われますが、そもそもそこまでの思いがないのです。

 

自分のやりたいことって、無理やりに見つけるようなことでもないよなあ、と思います。

 

しかし、よくそのことで説教じみたことを言われてしまうのですよね。

 

自分のやりたいことがある人はうらやましいと思いますし、そうあれれば素晴らしいことだというのも分かりますので、対応がなかなか難しいです。

 

 


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