平日の昼下がりから、都心のおしゃれなカフェでゆったりと時間を楽しんでいる、比較的若い層を見かける、彼らこそ、親が資産家で既に安定したキャッシュインがあるために、無理して働く必要もない世代なのだ!
という記事を読みました。
そんな単純な話だろうか?と正直思います。
サラリーマンをしていると、平日の昼間から私服でゆったりしている人、何ならお酒を飲んでいる人はいったい何者なんだ、と確かに思うのですが、よく考えると別に平日は仕事で週末はお休みです、という人ばかりではありませんからね。
当然、週末に働いて、その分を平日に休みを取っている人というのは普通にいるわけですので、そういう人が都心に出てきてお茶しているだけかもしれません。
もちろん親が資産家で、無理して働く必要がない人たちもいるでしょうが、そんな人ばかりではないというのが正確なところではないでしょうか。
まあ、センセーショナルな記事にするためにはそういう論調にしたほうがよりインパクトがあるのは分かりますけど。
しかしながら、もしも自分の親が資産家だったらなあ、という妄想は、そうではない誰しもがしたことがあるのではないでしょうか。
後世に資産を引き継ぐ
また、確かに自分一代では土台を築くことしかできないかもしれませんが、いくばくかの資産を築いて、子どもや孫の世代に受け継がせていきつつ、子孫にとっての資産を残していこうと考える人もいるかもしれません。
自分が苦労した分、後世の世代には楽をさせてあげたいという親心、爺心、みたいな感じです。
私もそういう考えをまだ持っています。
その試みが上手くいくといいのですが、実際問題は自分がなくなった後はコントロールは効きませんし、子どもや孫の誰かが浪費家だったらその時点でこの引継ぎは終わってしまいます。。。
そう考えると、それならまずは自分の楽しみのためにお金を使って、幸運にも余った分は相続させていけばいいのかなという気分になりますので、どちらがいいかなあと決めあぐねている状況です。
中国の故事かなんかに、後世の世代のためには整備しきっていない、状態の悪い畑を残しておく方がいい、というものがあったなあというのもふと思い出します。
苦労しないと、今持っている資産の価値なんてわからないよ、という教えだったかと思います。
それもそうだよなあ、なんて思いますので、また悩みます。
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