セミリタイア後にどう生きるのか



先日、子どもを連れて近所の公園に行きました。

仕事のことを考えながら、どうしようかなんて頭を働かせながらでした。

小さい公園で、あまり人気もないのか、いつ行ってもあまり人はいないのですが、その日はちょうど、私たちとほぼ同時に、とある青年が公園に駆け込んできて、一目散にブランコの方に行きました。

少し不思議に思っていたのですが、その青年は早速ブランコで遊び始めました。

年齢にして、20代前半くらいでしょうか。

彼はかなりの強さでブランコを漕ぐので、私の子どもはすごいなー、みたいに見ても楽しんでいました。

そうしていると公園に、初老の、年齢にして60歳手前くらいの男性が来て、ベンチに腰掛けました。

青年はただひたすらにブランコを漕いでいます。

その公園には遊具がそもそも少ないのですが、ただ楽しそうにブランコを漕いでいます。

そして、公園にいるのが私たち4人だけの時間がしばらくたったとき、その青年が、「父さん、今何時かわかる?」と尋ねて、初老の男性が答えたのです。


推測


これは完全に推測です。

まず、公園で全力でブランコを漕ぐ20代と思しき青年ですが、恐らくなんらかの知能的障碍があるのではないかと思われます。

だから、父親も保護者として公園に来たのでしょう。

まずは青年について。

本当に楽しそうにブランコを漕ぐのです。

私の子どもが遊具を楽しむのと同じくらい、純粋に楽しんで遊んでいるように見えました。

にこにこして、気のいい青年でもあります。

楽しむという店では、私からしたら大変うらやましく、自分がそこまで楽しむことを、今できているだろうか、今を楽しむという意味で、青年と私、どちらがより実現できているだろうか、と考えさせられました。

次に父親について。

彼の苦労や心配はいかほどだろうかと思いました。

私や子どもを含めた家族に、いつなにが起きるかは分かりませんが、少なくとも今は健康に過ごせています。

ただ、私の子どもも将来、障碍ありと判定されるかもしれません。

今はそう判定されていませんが、それでも子どもの将来は心配です。

ましてや、障碍があるとなればどうでしょうか。

その父親は青年を見守れる限り、見守ろうとしています。

青年と父親が、幸せなのかそうでないのか、本当のところは私には分かりません。

自分に置き換えて考えると、心配事や苦労の方が大きいのではないかと思います。

ただ、私から見ると彼らは確かに力強く生きています。

赤の他人ですので、無責任なことは言えませんし、自分がどちらかの立場になりたいかと言われると、なりたくはないと答えます。

ただ、人生を過ごしていく、あるいはセミリタイアをする上で、どんなに準備をしているつもりでも、人生がどうなるかはわかりません。

いろいろと考えさせられる場面でした。


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