品性は大切にしたいセミリタイア志願者


私が10代になるかならないかの頃、幽遊白書という漫画が流行りました。

初期の強キャラに、戸愚呂兄弟というのがいて、トーナメント戦の最終決戦で、主人公の幽助と戸愚呂弟が戦います。

その直前に戸愚呂兄が戦っていて、彼は負けるわけですが、幽助と戸愚呂弟が戦う前に、幽助やその仲間を煽るようなことを言うわけです。

そして、自在に体を変形できる戸愚呂兄は、戸愚呂弟に対して、自分が武具にでも防具にでもなるぞ、なにがいい、みたいなことを言います。

そうそう、確かに初登場時は、戸愚呂兄は戸愚呂弟の武具や防具として活躍していました。

しかし、またそれで戦ったら2対1みたいになるから卑怯じゃないかとの全国の読者の想いとは裏腹に、戸愚呂弟は戸愚呂兄に、どけ、と一喝して、空高く蹴り上げます。

武道のために共に悪魔に魂を売った兄に対して何をするみたいなことを言いながら落ちてくる戸愚呂兄をクリーンヒットで殴りながら、戸愚呂弟は、確かこう言います。


俺は品性まで売った覚えはない


子どもの頃は、ふーん、てな感じで捉えていましたが、大人になると、このセリフはずしりときます。

いや、私も別に人様に対して誇れるような人生を歩んではいませんが、品性、というのは確かに大切です。

公私混同もそうでしょうし、ポイ捨て、軽犯罪、パワハラ、セクハラ、などなど、品性がないと思える行動をしてしまっている人は世の中には多いと思います。

私もそういう意味では、たたけばホコリがでてきます。

なんだかんだ理由をつけて、グレーな行動をしてしまったこともあります。

心まで貧しくなってはいけない。

今日、ホームレスの人がポイ捨てをしているのを見て、そんなのを見たら、助けたいって思われないよ、と思うと同時に、戸愚呂弟の言葉を思い出しました。

どんなピンチの時も、品性のない人なら、差し伸べられる手は少ないのではないでしょうか。


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