口が上手い人っていますよね。
うらやましいなと思います。
それは決して、おべんちゃらを言える人ということではなくて、例えば、上の役職者からのいろいろな質問に対して、本人は別にそのことを考えていないし、答えもないのだけれど、さまざまな知識や経験を駆使して、結局はうまく答えられる人です。
1枚の資料で10分以上喋れる人でもあるかもしれません。
他人から見聞きした情報を、さも自身が体験したように話しながら、絶妙な表現でポジティブな言い回しをしたり、時に自虐で笑いをとり、時に他人を褒め、質問には答えたような答えてないような時もありながら、周りを納得させてしまう、みたいな感じです。
これはいつも考えているんですけれど、とかいう枕詞を使うことで、ほう、考えているのか、みたいな空気もつくります。
正直、考えてはいないと思うのです。
だって、記憶を辿ると、あなたそれは半年前も同じこと言ってましたよ?みたいな感じですので。
その場にいたら、絶対考えてないですよね?って思います。
それでも周りを納得させてしまう、それはもうセンスなのだと思います。
これまでいろいろな修羅場を経験をしてきたのかもしれません。
私は口下手
私は口下手で、その分、気持ちが乗れば聞き手の心に届いたな、ということもありますが、一方で、議論の中で、思ったことをすぐ反論してしまうことがあります。
そこでさらに議論というか、意見交換が発生します。
それは決して悪いことではないと思いますが、後から考えると、無理に反論せずに、広い心で受け止めてから対応を考える、というように、方向性は受け止めて、方法は自分の思う通りにやる、みたいなやり方もできたよなあ、なんて思うことがあります。
必ずしも、自分の全ての意見を支持してもらう必要はありませんので、大きく合意すればいいだけのときもあります。
相手も、こいつはわかってくれた、と思った方が気持ちはいいでしょうしね。
ただ、それは後から感じることで、その時に思い至るのに時間がかかるんです。
たぶん、プレゼン中とかは、アドレナリンがでて、少し冷静ではいられないのでしょう。
いや、それは違いますよ、ってやってしまう。
あまりよろしくないかもしれません。
反論の発言する時は一呼吸おいてから、ですかね。


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