お金に関する教育を自分の子どもにどうすればいいか、たまに悩みます。
お金に困る人生であって欲しくなくて、そのためになにをどのように教えたらいいのだろうか、と考えるのです。
ふと記憶を辿っても、私が親からお金に関して何か教育を受けたかと言ってもあまり思い出せません。
思い出すのは、プロ野球選手の契約更改を見たあとで、ふと1億円あったら楽な暮らしできる?と尋ねたら、父親からアホほど怒られたことです。
この世間知らずが!というトーンで、思い切り怒られました。
私自身は確か、色々な職業の平均年収みたいなのを本か何かで以前に読んでいて、その延長線上でふと尋ねただけなのですが、めちゃくちゃ怒られました。
父親がいくらの年収か知っているのか!って尋ねられたので、それはこれくらいでしょう、と答えたら父親は黙りました。
多分、いい線いっていたのでしょう。
私の場合は、お小遣いもあまりもらっていませんでしたし、お年玉も即回収のシステムでした。
私の希望通りになにかを買ってもらえたのも小学生の誕生日とクリスマスくらいだった気がします。
お金の無駄遣いは良くないとは思っていましたが、だからと言ってそれがなぜかを誰かから学んだというのはあまり記憶にありません。
大学生時代
セミリタイアを志す前から、貯蓄はしていましたが、自分の貯蓄という意味では大学生になって、アルバイトを始めてからです。
貯蓄用口座を開いて、そこにお金を毎月移し変えて、お金が溜まっていくのが楽しかったのです。
何かに使いたいからお金を稼いでいるのではなく、お金を貯めたくて稼いでいる、みたいな状況が2年ほど続きました。
ちょうど、デイトレードブームみたいなのもあって、みずほ証券かなにかのご発注で何億円も儲けた個人がいた、とかも近しい時期だったと思いまして、株式投資入門みたいな本も何冊か読みました。
また、大学のある授業で、就職した企業が上場して、その企業の株を買っていた社員が億り人になった、という話をゲストスピーカーの方から聞いて、そんなお金持ちのなり方があるのか、と驚いたのを覚えています。
お金持ちになりたかった?
こういう振り返りをしてみて考えると、私は、お金持ちになりたかったのかもしれません。
あるいは、お金が貯まることそのものに幸福感を感じているか。
一方で、物欲があまりないのはただの性格でしょうか。
結果、流行にも疎い、というのはありますが。
ただ、私も節約、節約ばかりでは決してありません。
お金が貯まっている安心感から、ここは時間をお金で買おう、この経験はお金を払ってでもしよう、と思い切るときがあります。
お金が貯まっているからできるのだと思いますし、そういう判断をしてよかったと思える経験があるので、そうします。
これは社会人になってから身についた習慣で、そういう意味では、生きながらお金との付き合い方を学ぶしかないのでしょうか。


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