セミリタイアを目指す人が会社の将来を語る飲み会に参加する




私の働いている会社でもたまに飲み会が開催されます。

他部署の人も参加する飲み会がもともと予定されておりまして、私も参加することになりました。

そこそこ上の役職の方も参加することになっていましたて、ただしあまり気を使わなくてもいいような関係性の方でしたので、そんなに緊張もせず、ただ参加すればよいかと思っていました。

最初のあたりはそれこそ和気あいあいとした雰囲気で、食べ物を頼んだり、飲み物を頼んだりして、プライベートの話をしつつ盛り上がっていました。

料理もおいしかったので、楽しく過ごしていたわけなのですが、そのうち会話が真面目な方向になってきました。

大きなテーマは、会社の今後の方向性を語る、と表現してもいいかもしれません。

会社の今後の方向性を語る

会社の今後の方向性を語るといっても、つまるところは如何に今の方向性ではだめで、どう変えなければならないのか、ということを語っていくという形です。

その話自体がどこまで正しいのかどうかというのはわかりませんが、話を聞いている限りは正しい部分もあると思いました。

私としては立場的にも、自分の思うところ的にも、とりあえず話を聞くということに徹していました。

みんな、本当に真面目に会社のことを考えているなあ、というのが正直な感想です。

今のままではだめだ、こうしないとだめだ、それをあいつら(上層部など)がどこまでわかっているのか、というような会話が繰り広げられておりました。

最後には、今日はいい会話ができた、というような感じになっておりました。

今のままではただの愚痴大会じゃないか?

私としても思うところはありつつも、先ほども書いたように基本的には聞き役に徹していました。

ひとつは、私自身がセミリタイアがしたいと思うほど、会社の将来には興味がそこまでないということです。

もちろん、今任されている仕事は(たとえ完璧にできなくても)しっかりとやるつもりですし、それによって周りへの迷惑をかけたくはないと思っています。

しかし、中長期的にはそこまで会社の将来には興味がないので、強い意見を言う思いがあるわけでも、さらにはそんな立場でもありません。

次に、結局のところ、会話の終着点が、「今日はいい会話ができた」になってしまうからです。

本当に会社のことを憂いて、課題を感じているのであれば、それを解決できるような打ち手を取らなければならないのではないでしょうか?

会社を変えるために、更に上層部に掛け合ったり、自らがその課題部門や意思決定部門に異動して改革を行ったり、するのが本当のあるべき姿ではないかなと思うのですが、ではそこまでするのかというと、今回議論をしていた人はしていません。

となると、実は今回の場も、役職が高い人たちのレベルの高い愚痴の言い合い、に過ぎないのではないかなと思います。

例えば、会話の終着点が、「よし、では我々で改革案を作って社長に提案しよう」ということになるのであれば、それは改革に向けた会議だと思うのですが、そうはならないのですよね。

自分は汗をかかずに、結局はさらに上の人たちの判断に委ねている時点で、この会話はそこまでの会話なんだろうなと思います。

であれば、この会話の場はただの愚痴大会でしかないという風に思いますし、そこには変に私みたいなぺーぺーが参加しない方が、皆さん気持ちよくなるのではないかなと、ただただ聞き役に徹するようにしています。

聞き役に徹する限りですが、会話内容はかなりまともで、的を射ているポイントもたくさんある、レベルの高い会話であると僭越ながら思いますので、本気で思っているのであれば、それを実現できるように社長や役員クラスに答申すればいいのになと思います。

社長や役員クラスにとっても耳が痛い話であるかもしれませんが、会社の将来を考えるのであれば無視してはいけない話でもあると思いますけれどもね。

それをしないのであれば、そこまでの維新の志士ではないよなあ、と感じてしまいます。


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