とあるネット記事で、週休3日制を導入した企業について書かれていました。
結果として、週休3日制はうまくいっていないという従業員からの声があったということでした。
うまくいっていない要因は、自分は週休3日制になっても、仕事のカウンターパーソンが週休2日制である以上、カウンターパーソンからのメールは自分の休みに関係なくくるので、その処理に追われるということと、業務量は減っていないので、勤務日に今以上に忙しくなるからということでした。
そらそうなるよ
週休3日制になって基本給がどうなっているのかわかりませんが、まず基本給もそのままなら業務量が変わらなくてもそこまで文句は言えないと思います。
もちろん、理想は基本給はそのままでの週休3日制導入なのですけれどもね。
あとは、自分たちの働き方が変わっても、周りの働き方が変わっていないければ、誰かにしわ寄せが来るのは当然です。
一番の理想は、相手も週休3日制になることですが、大きな制度の波として追い風がなければ、そこまではコントロールするのは無理です。
一方で、自分が週休3日制になることを相手方に伝えて、それを理解してもらうということも一つの手でしょう。
もし理解してもらえなければ、それによって信頼が減ったり、仕事が減ったりするわけで、自分や会社に跳ね返っては来ますが、それもある種は仕方ありません。
それが嫌なら、なんとか週休3日制の中で相手の期待に今まで通りに応える必要がありますので、結果として今までより忙しくなるのも、まあ、当たり前といえば当たり前です。
改めてですが、週休3日制の方が社会の幸せによりつながるのであれば、理想としては社会全体で週休3日制を推し進めることなのかもしれません。
しかしそうなっていない以上は、自分が選んだ選択肢の責任は自分で取らないといけません。
個人的に、その流れの中でよくないなと思うのは、「A社は週休3日制ですが、わが社は週休2日制ですので、御社のサポート体制はよりばっちりです」というような売り文句で、営業をかけてくる会社もあるだろうということです。
弱肉強食の世界ですので、まあある種仕方はありませんが、それを推し進めると社会全体が疲弊する可能性がありますし、そういう態度が日本の景気をデフレに押しとどめてしまっている要因ではないかと個人的に思いますので、やりすぎるのはいかがなものかと思います。
週休3日制はうまくいかないのか?
ただし、週休3日制がうまくいかないのかどうか、はこのネット記事からのみでは何とも判断できません。
まず、社会全体が週休3日制になれば、それはうまくいくのかもしれません。
次に、いったん何社くらいの会社が週休3日制を導入していてそのうち何社くらいがうまくいっていないのか、その理由が何かが全く分かりません。
ぱっと考えると、もし週休3日制になったら、オフィス街にある飲食店やコンビニなどは売り上げはその分落ちるだろうなとか、都心ではなくて郊外に住もうとする人が増えるだろうなとか、コロナ禍で起きたことが小規模でじわじわと影響を及ぼすことはあるでしょう。
というか、コロナ禍でテレワークが浸透して、中には1日なにも働いていない人もそこそこいたような気がしますので、そう考えると週休3日制ってそこまで問題じゃないんじゃないのか、なんて思っちゃいますよね。
日本国外に行くと、月曜日は働かない、金曜日は午前中までみたいな働き方もありますよ。
それって週休3日制にかなり近いと思います。
それでも社会は回っています。大丈夫。
生きるために働きましょう。働くために生きるんじゃないよ。
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