子どもの幸せを考える




とある有名子役で人気を博し、大人になってからもテレビなどでよく見るタレントさんのインタビュー記事を読みました。

 

まあ別に内容としてはただのインタビュー記事ですので、読んだらなにかすごく仕事のパフォーマンスが上がるとか、お金儲けのヒントが得られるとかそういうことは全くなく、ただの雑談に近い記事です。




イメージが変わった


 


ちょうど私世代のタレントさんで、子どもの頃からテレビでもよく観ていました。

 

子どもだった時の印象のまま大人になったような感じを受けますので、印象としてはちょっと生意気な子どもの時のまま、というのが正直なところだったのですが、いざ記事を読んでみると非常にいい大人、お父さんだなと感じました。

 

絶対に子どもの頃からたくさんのお金を儲けていて、贅沢もたくさんしたでしょうが、よくあるハリウッドの子役スターがたどるような人生を破滅させることはなく、大人になってもタレント活動をされているのですから、もしかしたら私なんかよりもはるかに人生の酸いも甘いも知っているのかもしれませんね。

 

経験してきていることの質や量も私なんかよりも圧倒的に多いのだろうと思いますし、失礼な言い方ですが、自分の頭で考えて行動をしてきた人なのかなとちょっと印象が変わりました。

 

ただの何でもない雑談記事なのに、人柄の良さというか懐の深さみたいなのが感じられたという感じです。




子どもの幸せ


 


なぜそのように思ったのかというと、雑談の中で自身のお子さんのことを語っていて、その中での発言内容が同じく子どもを持つ自分としてはよくわかるというか、非常に共感するところがあったからだと思います。

 

特に小さい子どもはいわゆる社会性が未発達ですから、ダメと言われたことをわざとやることがありますし、大人が見ていてひやひやするような危ないことも平気でやります。

 

大人が思ったようにはなかなか行動をしてくれないですし、でも大人のすることををよく見ていて、なぜそんなことをやっているのかと尋ねてきたり、真似をしたりもします。

 

子どもにはとにかく元気に健康に過ごしてほしいなと思っていますし、第一にやはり幸せになってほしいなと思います。

 

ただ難しいのは、子どもにとってどうなることが幸せなのかに正解はないですし、私もわからないということです。

 

例えば、成功の定義づけをまずする必要はあるとは思いますが、成功するのが幸せであると考えるとしましょう。

 

では子どもが常に成功するように大人がサポートをしてあげるとか、お膳立てをしてあげることがいいことなのかと言うと、そうではないと思います。

 

してもいい失敗、しても問題のない失敗というのは存在していますし、それを子どもに経験させないというのはむしろ子どもにとってマイナスに働くことだと思います。

 

そしてそれは、してはいけない失敗、あるいは、これをすると不幸になる、ということについては経験則でおおよそ分かってはいるからこその思考回路だと思うのですが、その逆のこれをすればいい、これをすれば絶対に幸せになる、という絶対的なものは分かりません。

 

あるのは、経験則で、こうしたほうがいいのではないか、幸せになりやすいのではないかという一種の勘だけです。

 

経験の積み重ねである以上、意外と勘というのは馬鹿にできない要素なのですが、それでも勘は勘でしかありません。

 

確実な根拠としてこうすれば絶対に大丈夫という選択肢はよほどのことでない限りは明らかではありません。

 

そうなると、大人としては不正解を示唆してあげることはできますし、正解かもしれないと思うことを示唆してあげることもできるかもしれませんが、常に正解を示してあげることはできません。

 

中には自分はすべての正解を知っていると思っている大人もいるかもしれませんが、それはただの驕りだろうと個人的に思っています。

 

もし本当にそうであれば、その大人自身が素晴らしい成功を収めていてしかるべきだと思いますが、そんなことはまれだと思いますし、ちょっと前の議論に戻って成功と言っても色々な成功があって、たとえ自分が成功していたとしても子どもには子どもなりの成功があるはずだと思います。

 

だからこそ、子どもへの接し方は非常に難しいなと思っているのですが、この記事になっているタレントの方の発言はすごくバランスがあるなと思いながら読むことができまして、自分の先入観としての印象を変えたというのも相まって、自分自身でもまたいろいろと考えるきっかけとなりました。

 

なんだかいろいろと経験をされてきているのだろうなと感じました。

 

 

 

 

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