自衛隊って恵まれないですね



 


 

最近、大雪によって高速道路で車が立ち往生して長い車列ができてしまった際、その解消のために自衛隊に支援派遣の要請を行ない、実際に多くの陸上自衛隊員が除雪作業に参加したそうです。

 

もちろんながら、まずは自衛隊に支援要請を行なうことなく対応しようとしたようですが、最終的には自衛隊に支援要請を行なったということで、それが仕事と言えば仕事なので当然ともいえるのかもしれませんが、自衛隊の方には頭が下がる思いです。

 

能登の地震の際の支援もそうですが、決して楽ではない、むしろ確実に肉体的にも精神的にもしんどい仕事をされています。

 

災害というのはいつ起こるかもわかりませんし、そういう支援要請が行なわれるのは当然に突発的にでしょうから、リラックスをしていようがしていまいが関係なく、予期せずしてそういう仕事に巻き込まれるわけです。

 

大雪への対応でしたらもしかしたら、過去の経験などから、こういうことが起きるかもしれないというのは組織の中で事前共有されて、ある程度心の準備もできるのかもしれませんが、たとえそうであっても何事もなければいいなと思うのが自然でしょう。

 

ある種、自衛隊の人が活躍するということは、なにかしら困ったことが起きている、大変なことが起きているということでしょうし、自衛隊が活躍しない方が社会は平穏だとも言えるかもしれません。


 


祖国のために戦う




とあるジャーナリストが、あなたは祖国のために戦えますか、と発言して物議をかもす問題にもなりましたが、少なくとも有事の際に戦うことを求められるのが自衛隊の人なわけですし、実際に災害支援活動は祖国のために戦っているとも言えますし、多くの人が望んで自衛隊に所属しているのであろうとはいえ、大変な仕事であることには変わりはありません。

 

このジャーナリストの発言に関して私が思うのは、何かを守りたいというのはその何かにどこまでの価値を認めるかという個人的な価値観も影響するのであって、当然に祖国を守ることが大切だという教育を受けてくればそのように思う可能性も高まるでしょうし、そういう教育を受けていないから祖国を守りたいと思わないのだという主張には一理あると思っています。

 

祖国に対しての誇りとか、日本であれば日本人としての連帯意識であるとか、そういうものがあるのかないのか、社会が分断されているのかどうか、そういうことも関係してくると思います。

 

ただし、祖国のために戦うと言っても色々な形での戦いがあるだろうと思いますし、短絡的に銃を持って立ち上がれということに結び付けて考えることには違和感はあります。

 

また、そのジャーナリストは戦場にはいかないだろうから自分も行きませんという主張をする人には、ではそのジャーナリストが戦場に行くと主張したり、あるいは実際に戦場に行く確度が高い人が主張すればあなたも行くということですかと問いかけたくなります。

 

自分自身が何に価値観を置いて、自分であれば何をするのか、しないのかを考えることは大切だと思いますし、ジャーナリストであれ誰であれ、他人が言うことを盲目的に受け入れる必要はなくとも、他人がどうこうするからではなくて、自分の価値判断として、自分ならばどうするかを考えることは大事だと思います。

 

特に、直近で世界は混とんとしているような気がしますし、島国とはいえ、日本の周りには日本を敵国だとみなしてくるかもしれない国がいくつもあります。

 

自分が外国に逃げるというのも当然一つの選択肢ですし、日本に残って戦うというのも一つの選択肢ですし、日本には残るけど戦わないというのも当然一つの選択肢です。

 

まあ実際の有事になると、実は選択肢はあるようでなくされてしまう、というのがロシアとウクライナの戦争を見ていて感じることではありますが。

 

自衛隊に入っている人は、ある程度そのあたりの覚悟をしながら入っていると思いますが、我々は何か有事の際には彼らに守ってもらおうとしているわけですから、その一方で自分自身ならばどう判断するかは真面目に考えてもいいのではないかと思います。

 

戦争が起こらないに越したことはありませんが、外部要因にも大いに依存しますから、完全に自分たちでコントロールができるわけではないことは間違いありません。

 

議論することに拒否反応を起こすのではなくて、何か統一見解を出すということでもなく、まずは真面目に議論してみる、という姿勢はあってもいいのになと思います。


 

 


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