権力の使用と組織





人事異動の季節が近づいてきています。


組織の変更もあり得るでしょうし、人員の異動もあり得ます。


こういう話は極秘案件のはずなのですが、諸々の実現のためにいろいろとアドバイスをすることもある立場のため、案件によっては事前に情報を入手することもあります。


全体像までは明確にわからなくとも、こういうことがやりたいがどうすればできるか、という相談が来る場合があるのです。


私はその組織に属していないことが基本ですが、組織の長の人はこう組織をいじりたいのね、というのがなんとなく感じられます。





基本は私利のため




基本的には、その長の人が動きやすい、その長の人の目的にあった変更が模索されます。


分かりやすいのは、気に入っている人を優遇する、そうでない人は異動させるというのもあれば、ひどい人だと愛人を優遇するなんてのもあります。


そんな分かりやすいことやるなよ、と思いますけど、やる人はやるんですよね。


組織上で偉くなると無茶がまかりとおりますし、そういう人は偉くなってほしくないなと思いますが、意外とそういう人が出世するのはなぜでしょうか。


そして、当然ながら、組織の長は自分の利益のために組織変更や人事異動をやりますので、それが全体最適のための目的を持っているかと問われると、持っていないことが多いように感じます。


そこらへん、最終的に誰がどういう権限を持って何を決められるのか、私はわかっていませんが、その組織変更や人事異動で割を喰う人も確実にいる中で、誰かの利益のために物事が動きます。


ですので、その誰かがちゃんとした人ならいいのですが、そうでない場合は単なる私利私欲のために人事異動が起きてしまうこともあるわけです。


ですので、ある人事異動に対して、別の誰かは怒っているとか、納得していないとかも起こり得ますし、第三者的な視点からは、それは無理もないなと思うこともあります。


私には意思決定は何もできませんけれども、下手したら全社視点では間違ったことをやろうとしているのではないかと感じることすらあります。





権力の濫用?




まあ、権力をうまく使っているかどうか、という議論かもしれませんので、馬鹿正直にやっている方がダメなんだという話かもしれませんし、間違った権力の使い方でも使わないよりかはいいのかもしれませんが、側から見ていると残念な話ではあります。


私がその間違った権力の使い方の一助になっているようで、それもまた本意ではないのですけれど。




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