スポーツと感情


 


 

阪神タイガースがセリーグ優勝を果たしました。

おめでとうございます。 

阪神と言えば、熱狂的なファンで知られています。



感情の暴走



中には、モノをグラウンドに投げ込んで試合を中断させるファンもいるようでして、それはマナーとしては確かに良くないと思いますが、その一方で、そういうファンがいてもいいじゃないかとは個人的に思います。

テニスやゴルフなどの紳士淑女のスポーツでは、時に沈黙が正しい観戦マナーになっておりますが、そうではないスポーツもたくさんあります。 

観客はそのスポーツを見て声を出して、体を動かして、それが楽しみであったり、ストレス解消の手段であったりする場合もありますから、たまには暴走する人がいてもまあある程度の常識の範囲内では仕方がないかなと思います。

暴走することがそもそも常識の範囲外であるという意見があることは承知の上ですが。



道頓堀の喧騒



阪神が優勝すると、大阪ミナミにある道頓堀川に飛び込む人がでるというのがこれまでの例で、今年は大勢の警官が出てきて封鎖しているようです。 

その一方で大勢の野次馬は集まっているというニュースは流れます。

で、はっきり言って、この野次馬というのは阪神ファンではないのではないかと個人的に感じます。

野次馬なのでそれはそうなのかもしれませんが。

イメージとしては、優勝を喜ぶ阪神ファンが集まってきて、喜びを共感しあうはずなのではないかと思いますが、そうではなくて、SNSYouTubeにアップロードしたい、阪神ファンではない人が多く集まってきていて、彼らは阪神の優勝を喜ぶわけでもなく、ただそこに集まってカメラを構えているだけなのではないかということです。

そうなると何が起きるのかというと、非常に冷めた空気が流れるのではないかと思うのです。

道頓堀に飛び込んでしまうのは一種のトランス状態に陥った、群集心理のようなものではないかと私は思います。

そしてなぜそのような状態になるかというと、それはそこに集まっている人がその場の空気に共感することができるからです。

楽しい、うれしい、そういうポジティブな感情がうねりになるという言い方もできるでしょうか。



熱狂しにくいのか



ですから、そういう感情もない集団が多くいるだけで、そういううねりは生まれにくくなりますし、野次馬は誰か飛び込めと煽ることはあっても、自分は絶対に飛び込まないぞという思いでいると思いますし、何より飛び込む理由が何もないわけです。

道頓堀川に飛び込むことがいいことだとは全く思いませんが、すごく冷めた、つまらない環境を生み出してしまっているよなと少し残念には思います。

それが川に飛び込むことでは確かにないのかもしれませんが、感情が爆発する瞬間はあってもよいと思いますし、その場を野次馬が奪ってしまっているというか、それが非常に残念だなと思います。

違う形で爆発させろと言われれば、まあその通りですねとしか言えませんけれども。


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