沈みゆく地元を思う



ずっと以前から小さい子どもは好きではありましたが、自分に子どもができてからはより一層温かい目で見ることができるようになりました。

 

ちょっとぐずっている子がいても子どもだから仕方ないよなと思えますし、ベビーカーを持って一人で階段移動している人を見かけるとお手伝いを声掛けすることが自然になったりです。

 

よく、自分が子どもを持つと自分の親の気持ちが良く分かる、と言われますが、それも確かにその通りですね。

 


子どもに優しくない面も



その割には、子どもが公園でボール遊びをする声がうるさいと苦情を入れる人がいて、公園でのボール遊びが禁止されるという良く分からない話も聞きますが。

 

私は子どもの頃に公園でボール遊びをする機会は少なかったと思いますが、それはなぜかというと、公園が小さくて、ボール遊びに適さなかったのと、いわゆるニュータウンで開発が進んでいたエリアだったので、まだ草っぱらがそこらへんにあったのと、大きめのグラウンドも歩いて20分もいけばあったということで、わざわざ公園でボール遊びをしなくてもよかったからに他なりません。

 


子どもの頃の思い出と今



そんな実家の近くでも今ではたくさんの家が建って、草っぱら球場と呼んでいたエリアもなくなってしまったので、帰省した際にはふと悲しくもなりますが、まああくまでも個人的な話です。

 

それだけ家が建ってはいますが、私が子どもの頃は、小学校のクラスが5つくらいあったのが、今では2つくらいになり、さらに1クラス当たりの規模も小さくなっていますので、エリアとして子どもの数が減っているのだろうと思います。

 

ニュータウンですので仕方がなくて、私が子どもの頃はいわゆる子連れの世帯が多く流入していたのが、子どもが大きくなり、都市部や他のエリアに移動する一方で、新しい家が建つことスピードも減っていったことで人口流入スピードが遅くなり、高齢化も進むので出生率も下がっていく、という流れがそのまま来たということでしょう。

 

私が子どもの頃にあった小さいスーパーや商店街はつぶれてしまいましたが、大手のスーパーが進出してきて、実家から徒歩圏内にも生協のスーパーがありますので、今のところ、買い物などには困ることはないと思います。

 

しかしこのまま実家エリアでの少子高齢化が進んでいくと、空き家も増えてくるでしょうし、そこで商売をしている人たちの生活にも関わってくるだろうなと思います。

 

高齢者向けのデイケアみたいなビジネスはもしかしたら機会があるかもしれませんし、実際にいろいろと進出が起きていますが、大変なサービス業であることも間違いありませんから簡単なものではありません。

 

都心部では、外国人が流入してきて、それまでそこに住んでいた日本人との軋轢が生まれている地域もあると聞きますし、心情的に、外国人が地元に流入してきてもらいたいとは思いません。

 

その一方で、人口動態の若返りを図ろうにも、今のままですとなかなか若い世代にとって、あえての魅力的ななにかはあまり見えないのかなと思います。

 

私の地元は静かに沈んでいくのでしょうか。

 

セミリタイアしたら戻りたいなという気持ちはありますけれどもね。

 

 

 

 


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