コストか投資か

 

 

香川県の県議会議員8人が海外視察を計画しており、ブラジル、パラグアイ、米国の3か国を周るそうなのですが、1人あたりの費用が260万円程度になるということで、市民団体が派遣人数を1人に絞る、あるいは派遣を中止する陳情を出していたようですが、結局は賛成多数で可決されたそうです。

 

税金が使用されているということで、そんな高額な海外視察を大人数でやる必要があるのか、という批判が市民側から出ることは理解できます。

 

詳細の行程は知りませんが、一応、県議会議員ですし、異動の大変さの軽減や安全面の確保を考えると、1人あたりの費用がそこそこ高額になるのはまだ分からなくはありません。

 

飛行機のビジネスクラスではなくてエコノミークラスで行けと主張する人もいると思いますが、体の疲れ具合を考えるとビジネスクラスの方がより快適ですし、なにより大切なのは視察ですので、視察の前にいたずらに体を疲労させるのは得策ではないだろうなと思います。

 

安すぎるホテルに泊まるとかも安全面を考慮するとあまりお勧めはできません。

 

それなりの都市でそれなりのホテルに泊まったら、5万円とかは普通にあり得ます。



大切なのは視察


 

そう、大切なのは視察であって、その視察によって例えば香川県の産業が盛り上がるとか、運営コストが下がるとか、そういう効果をもたらす可能性があるものになるのであれば、海外視察のコストはむしろ投資のようなもので、費用対効果で効果がより見込まれるというのであれば、むしろやるべきものなのだと思います。

 

税金を使う以上は当然、説明責任は求められると思いますが、だからこそ効果をちゃんと示すことというのが大切なのでしょう。

 

もちろん投資すればすべて効果が出るとは限りませんが、それは確かに海外視察に行く価値はあるね、ということを説明する義務は県議会側にはあると思います。

 

企業では、この出張って完全に遊びだよな、というのはそれなりにあると思います。

 

私の場合も、たたかれたらホコリが出る、という出張や経費はあると思います。

 

他の人の場合で、30分の打ち合わせのために海外のある拠点に出張する、なんてのがあるというのも知っていますので、そんなのただの遊びじゃないか、とも思います。

 

まあ、それでもそういう建前でいいので、理由をつけるということは1企業でも求められていることですし、税金を使用している県議会議員であればなおさらそれを明確にして、報告書のようなものもちゃんと出す、その上で香川県の振興につながるような具体的な政策に反映させる、ということをちゃんとやれば、文句を言われることもないだろうになと思います。

 

結局はちゃんと成果につなげれば、コストではなくて投資になりますから。

 

 

 


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