炎上案件の背景推察と学び



さてさて、以前のブログにも書いた、業務上での消火活動からの学びの話です。

 

炎上案件に巻き込まれ、何とか消火活動をしなければと日々奮闘していたわけですが、途中で、なんとなく実際問題何が起きているのだろうかということが想像できるようになってきました。



発端

 


元々、とある部署がその部署の一存で急に方針を変えてそれを押し通そうとしていることによって、他の部署にもしわ寄せが行って、いったい何なんだという炎上が起きているという状態でした。


なんとかかんとかこの後もちゃんと案件を進められるように間に入りながら、怒られながら、お前も大変なんだなと思われながら、同情を買いながら、進めてきていたのですが、どうもそもそものことの発端は、その部署そのものというよりかは、会社の上層部からいろいろと口が挟まれた結果として、その部署の選択肢の一つであった方針を変える、ということをしたということのようです。

 

第三者的な立場から言えば、そんなの他の選択肢もあっただろう、というように思いますし、そんなちょっと言われたくらいでコロっと方針を変えるのだとしたら、今まではいったい何だったのかと思ってしまうのですが、当事者の立場に立てば、まあプレッシャーがあったのは事実でしょうし、その中で危険だけれども安易な方策を取ったのでしょう。

 

それが良い方策なのかどうかというのは私には判断はできませんが、ベストではなかったのではないか、というのは今の時点では感じてしまいます。

 

なぜそういうことに気づいたのかというと、別案件の打合せで集まっていた際に、たまたまその当事者部署の人と、別の部署の人がいて、その人たちがこそこそっと話している中で、あの件はどうなっていますか、あれは今こうやって進めています、というような会話をしていたからです。

 

その別の部署の人がなぜ、この炎上案件をなぜ知っていて、なぜ気にしているのだろうか、ということを考えた際に、ああ、その当事者部署にプレッシャーをかけた人がいるのではないか、という想像ができたのでした。

 

確証はありませんが、そういう意味では、その当事者部署もある種の被害者というか、かわいそうな面があるなとは思います。



考察

 


ただ、そういう背景も知った上で、改めて今回の件を考えてみて、今の当事者部署の進め方を見ていると、言われたから従わなければならない、ということしか行動理由が感じられません。

 

また、その言われた、プレッシャーをかけられたこと自体は、知る限りはその部署から周りに伝えていないと思いますので、なぜ当事者部署がそのような動きをしているのか、論理的に納得ができないまま周りが振り回されたような感じもします。

 

それはそうですよね。

 

今まで、みんなで確認しながら進めてきたのに、急に前提条件が変わるような話をし始めたわけですから。

 

周りの人からしたら、納得のいく説明が欲しいところですが、言われたから従わざるを得ない当事者部署には、なかなかそれができないのです。

 

むしろ、当事者部署が、上からこう言われてしまっていて従わざるを得ない、ということを正直に表明した方が、お前も大変だな、という空気はできて、周りも少しは協力的に動いてやるか、という気持ちになると思うのですが、それをしていないので、当事者部署が急に方針を変えて無茶を言い始めた、というように映ってしまい、炎上してしまったような気がします。

 

よく言う、結論ありきで動いてしまっているようなイメージですかね。

 

というか、もしそうだとしたら、炎上して当然だよな、と逆に納得してしまいました。

 

間に入っている私は大変なのですけれども、そんなことは当事者部署は気にしていないでしょうね。

 

彼らからしたら、言われたことに従うことが最優先ですから。


それならそうで、その説明はしてあげたほうが丁寧だったのではないかと思いますがね。


今回はなんとなく、周りもそれを感じ取ったというのがありましたが、それがなかったら炎上は収まっていないのかもしれません。


 


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