子どもと一緒に図鑑を見ていて思ったのですが、ティラノサウルスの想像復元イメージが、時代を経て変わってきていることは多くの皆さんの知るところだと思います。
確かに、私の子供のころは結構、前足(手?)も大きくて、しかも俊敏な動きをして、恐竜の王みたいに言われていたのが、いや、実は前足はすごくひょろひょろだったんではないかとか、走るのもそんなに速くなかったのではないかとか、最近に至っては、鳥のようなカラフルな羽毛がついていたのではないか、とか言われています。
冷静に考えてみると、この10年くらいでも大きく変わったのではないかと思います。
そのうち、海辺で魚を食べていたとかいう話にもなるのではないかとか、実は草食だったとか、そんな話になっても驚かないくらいになっています。
正解はわからない
というか、そもそもがあくまでも想像のイメージですので、今のイメージが正しいのかどうかも分からないんですよね。
もしかしたら、当初の恐竜の王だった、というイメージが正しいのかもしれませんし、今となっては何が正解なのかは誰にもわかりません。
むしろ、どんな正解であったとしても、それが一体なんなんだという話だとも思います。
何か今の生活に関係あるの?と野暮な質問をしてくる人がいたら、ないですね、と正直に答えると思います。
反論するとしたら、あなたの興味はあなたの生活に関係あることだけなのですか?それって私から見たらつまらなく見えますね。ということになるでしょうが、正直変に対立を生む必要はありません。
なぜ?
さてなぜこのようなことをブログに書いているかというと、サイキュロプスという単眼の想像上の生き物(なのか?)について、昔の人は象の頭蓋骨を見て、一つ目の大きな生物がいたと想像したのではないか、という説があることを知ったからです。
ドラクエに出てくるモンスターでいうところのギガンテスみたいなやつです。
サイクロプスって、X-Menにもいましたよね。目からビームを出すキャラです。
象の頭蓋骨って、額の部分がべこっとへこんでいて、牙があってという形状のようで、そこだけから想像を膨らませると、単眼で牙のある大きな生き物がいた証拠なのではないか、と思ったのではないかという説なのですが、それなりに信ぴょう性がある説だなと思います。
想像なんてまあそんなものですし、先ほども述べたように何が本当の正解なんて、見たこともない中ではわかりませんし、昔はいたるところに象がいた、なんてこともないでしょうしね。
そう考えると、今まで我々が当然と思っていることも実は違っていましたなんてことは起こりえるわけですし、そうなるともちろん困ったことにもなるかもしれませんが、面白くもあるなと思います。
本当は夢に溢れた世界
単純に、夢があるなと思います。
思えば、トロイ遺跡を発見したシュリーマンも、当時の人たちはあれは作り話だと思っていたのを、彼は現実の話だと信じて、その結果として大発見につながったわけです。
今でも、メキシコのジャングルの中には、発見されていないアステカ文明の古代遺跡が隠されているのではないかともいわれています。
実はこの世にはまだまだ我々が知らないこと、あるいは間違って知っていることがたくさんあるのではないか、そしてそれを全部正しく知ることは不可能なのではないか、ということですよね。
日常生活を送る上では、ある程度これは正しいものだとしておかないと、全てを疑い始めたら脳がショートしますし、ある種そこまで深く考えることはしないのが人間なのでしょうが、意外とそれらですら間違っているかもしれない、という事実は、この世界を面白くすることに寄与しているのではないかと思います。
自分たちが思っているよりもこの世界は不思議で、まだまだ広いっていうことでしょう。
だから、なるべくこの世界を楽しんで生きるようにしましょう!


0 件のコメント:
コメントを投稿