どうも最近、大学生など若い人に向けて、この投資は儲かりますよと勧誘して騙す手口が増えているとネット記事を読みました。
FXや仮想通貨など、手口はさまざまなようですが、不景気かつ、FIREやセミリタイアなどの言葉が市民権を持つ中で、投資や資産形成に興味を持つ若い人が狙われているようです。
まあ正直、こういう手口の詐欺は、時代と共に姿は変えつつ、ずっとあるものだとは思いますけどね。
絶対儲かる投資なんてない、儲け話をタダで教えてくれる人はいない、なんてことは考えれば分かりそうなものですが、絶対儲かると言われて信じたくなる気持ちもわからなくはないです。
何かと不安を煽って、くすぐってくるのでしょうし。
私の経験
実は、私も騙されたまではいきませんか、似たような経験をしたことがあります、というか、現在進行形でしています。
私の場合は知人のビジネスに出資を頼まれたのです。
それなりに気心の知れた友人で信頼していましたし、当時の私はセミリタイアなんて考えておらず、またバリバリ働けると思っていましたので、お金も稼ぎ続けられると思っていました。
その友人と話をする機会があり、事業にかける思いを語られ、出資を頼まれました。
いろいろと事業計画の資料をみせてもらいましたが、私も業務で事業計画の策定に関わった経験もあり、正直そんなにうまくはいかないだろうとは思ってはいました。
ただ、友人がさまざまに出資者を募る中で、ある人にではなくて、どうしても私に出資をして欲しいと頼まれました。
今思えば、そのある人はビジネスマンとして優秀です。
ビジネスの意思決定権を求めたのです。
そして、友人はそれを嫌がったと。
当時の私は、友人が単純にお金がなくて自分のやりたいことができないなんて可哀想と、無邪気な気持ちで出資をしました。
まあ、それなりの金額です。
出資後
そもそも私は友人のビジネスの財務諸表を見せてもらったことはありません。
頼んでも、契約にないからと見せてもらえません。
また、友人は何%出資をして欲しい、ついてはこの金額、ということで依頼をしてきましたが、これも曲者で、蓋を開けてみると、実は私の株の評価額は、ほぼ最初の時点で出資額を下回るようになっていました。
これは正直、私が勉強不足で、お人好しすぎたのです。
私の過失です。
契約書にサインする段階で、細部まで詰めて、議論してから納得してするべきだったのを怠ったのです。
救いは、まだ友人はそのビジネスを実態を持ってやっていることでしょうか。
いや、今となっては、それは救いですらないかもしれませんけど。
ただ、私は信頼していた友人を1名失ったのは事実ですし、高い勉強代は払いました。
その友人がなにを思っているのかは知る由もありませんが、いまだに自発的に連絡の一本もしてこないのは、そういう人柄なのでしょう。
私は人を見る目もないのかもしれません。


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