あるプロ野球球団がFA制度を活用して獲得した選手に対しての人的補償制度の対象選手が、一時期は既に名前の挙がっていた選手から急に別の選手に切り替わったようです。
元々指名されていたのは実績抜群で球団を以前から支えていたベテランもベテランの投手で、一方変わって指名されたのは昨年も大いに活躍した若手投手です。
人的補償制度の対象とさせたくない選手はプロテクト制度の仕組みを使用して守ることができますが、チーム全員を守ることはさすがにできませんので、結局は誰かが対象となってしまいます。
前者のベテラン投手ではないかという情報が駆け巡ったことで、それに大いに批判的なファンが否定的な反応を強く示したことから、対象選手について再度交渉の場が設けられたとか、そもそも最終的にベテラン投手に決まった事実はなかったとか、色々と憶測はありますが何が真実なのかはよく分かっていません。
それでも、経緯などを見るになんとなくドタバタがあったのだろうと思われる、ということから、今回の経緯や特定に球団に対する批判的なコメントなどもされています。
真相は分かりませんが、けっこうすっきりとはしない話ではあるなと思います。
会社人事もちょっと似てる
私が聞いた限りですが、私の勤める会社の人事異動でも、こういう人的補償に近いようなやりとりがなされることがあるようです。
この部署の誰々が欲しいという部署があったとして、ではその部署からは誰を差し出すのか、ということで、会社の人事は決して1対1の交換ではなくて、他の部署も含んだ多対多の人事異動になるのでしょうが、場合によっては互いの部署が互いに候補となる人を指名し合うみたいなことも起こっているみたいですが、こう考えると、他の部署から必要とされる人というのは一般的には優秀な人でしょうから、そんな人を取られてしまう部署からしたら穴埋めにも優秀な人をくださいと言いたくなるというのはまあそうなのでしょう。
さらには、こんな仕事は嫌だ、と声をあげて、退職をちらつかせる人もいます。
一方で、自分の配下にはなるべく優秀な人を置いておきたいというのが多くの人の本音でしょうから、剛腕な人は優秀な人は囲い込んで離さず、人事異動の話が来てもすっぱり断るなんてものもあり得る話ですし、折り合いの悪い部下はさっさと異動させてしまうなんてのもまた普通です。
このあたりは人間のやることですので、さもありなんという感じですね。
管理職もさまざま
よく、部下を成長させる、部下の可能性を広げて上げるのが上司の役割なんて話もされますし、それはそうなのだと思うのですけれども、実際のところは優秀な人ほど手元に置き続けたいという本音が出てしまうのもまた仕方のないことなのかなと思います。
優秀であるという理由でならいいのですが、噂レベルではありますが愛人関係にある人を近くに置いておくなんてのも話を聞くことがありますし、実際にそう気付くこともあります。
自分で勝手にそうするのであればまだ少しはいいですが、なかには他人を動かしてそういう状況を自分のために作ろうとする人もいますから、人を巻き込むという意味ではかなり厄介です。
それってむしろいろいろとやり辛くはないかなと思いますし、もしかしたら本人はばれていないと思っているのかもしれませんが、簡単にばれますから、知らないふりをしているこっちの身にもなってくれよと思いはするのですが、いかんせん本人たちはそう思っていないので、周りは辛いですね。
あまりにも度が過ぎると不平不満の温床にもなってしまいかねませんし、なんなら社内通報制度みたいなので刺されることもあるのではないかと思います。
決してすべての人がそうなるというわけではないのですが、権力を握ると人間は色々とやってしまうのだなということを身をもって実感します。
やはり人間は清廉潔白でないといけない、などという気は毛頭ございませんが、やるならやるでうまく色々とやろうねと言う気はしますね。


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