婚活と言えば30代や40代の専売特許と思いきや、60代などの高年齢層の人向けの婚活もまた需要があるようです。
1人では寂しい、孤独死したくない、普段の趣味を一緒に楽しめる相手が欲しい、理由はそれぞれみたいですが、根本的には人の温もりが欲しい人が多いということでしょう。
全員が全員ではないかもしれませんが、やはりずっと1人だと寂しい気持ちにもなるのではないでしょうか。
気楽と孤独
もちろん、1人だと気楽というのはあるでしょうが、それも複数人でいる煩わしさがあってこそ、魅力を感じることなのではないかと思います。
私も1人旅とか好きでよくしていましたが、食事する際には1人だと食べられる量も限られているので、現地やホテルで誰かと仲良くなって一緒に食べにいくとかしていましたし、誰かといるとやれることが増えることもあります。
また、若い頃に結婚を見据えるとなると、若さや年収なども大切な判断指標になりますが、高年齢層になるとそれらの判断指標の重要性は低くなって、気が合うかどうかなどのソフト面がより重要度が高くなるような気がします。
出産を気にする必要もなければ、多少の姉さん女房であることもあまり気にならなくなることも増えるのではないでしょうか。
そういう意味で、需要そのものは確かにあるのでしょうし、年齢を重ねれば、性格が丸くなったり、経験が豊富になって色々と受け入れられるようになったりと、より良い人間関係を構築できる素地ができるようになる人が多くなると思いますから、高年齢層の婚活は成功しやすいのかなと思います。
自分が上手くやっていける人とそうでない人もわかってくるでしょうし、外見だけではどうにもならないことも増えてくるでしょう。
熟年離婚なんて言葉もありますが、その反対もまたあって然るべきなのでしょう。
セミリタイアにも関わる
セミリタイアやFIREがブームになった際には、人間関係の断捨離や独身生活の謳歌なども同時に言われました。
それ自体が悪いことでもないと思いますが、その一方で完全に孤立して生きていける人は一握りの選ばれし人なのかもしれません。
今の若い世代の中には、結婚や家族を持つことそのものが負担だと考える人も増えているというニュースを聞くこともありますが、果たして同じ考えを10年、20年と持ち続けられるのかどうかは誰にもわかりません。
また、孤独で寂しい思いをしているよりかは、誰かといい関係を気づいて幸せでいる方が、日々楽しいだけではなく、仕事や私生活そのものへの幸福度が高まるのではないかと思います。
例え、今の家族関係に不満を抱いている人でも、完全に孤立したいとまでは思っていないのではないかと思います。
高年齢層になって正式な婚姻関係になるのがいいのか、緩やかな恋人関係のままがいいのかはわかりませんが、こういうニュースを見聞きすると、人間は社会的な生物だなと実感します。
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