やりがいはお金です




 


とある人と話をしていて、ふと不意に、私の仕事でのやりがいって何ですか、と質問されました。

 

そんな質問をされるとは全く思っていなかったのですが、その質問を受けて、改めて、はて私の仕事でのやりがいって何だろう、と考えました。

 

考えてはみたものの、これが私のやりがいです、と声を大にして主張できるようなものは何もありません。

 

実際に、ビジネスに関連することで、何が私のやりがいになっていることがあるのだろうかと考えても、特に明確な何かは何もありません。



分かりやすいものがない

 


営業の仕事が楽しい、企画の仕事が楽しい、人事の仕事が楽しい、調達の仕事が楽しい、とか、恐らくそういう天職的ななにかを感じている人は当然に多くいるのだろうと思うのですが、私自身は特に何もそういったものは感じていません。

 

私自身、就職活動をしていた時に、先輩社員の方々に、同じような質問、つまりは働いているうえでどんなやりがいがあるのでしょうか、という質問はしていたと思います。

 

逆に、入社して数年たったころに、就職活動中の大学生に同じ質問をされてこともあると思いますし、その際には私は何かしら、確実に答えを持っていて、それを伝えていたのだと思います。

 

それが今や、同じ質問をされた際に、自分にそんなものが果たしてあるのだろうか、という気がとてもしました。

 

実際に、なんだろうなと考えてはみたのです。

 

しかしながら、とかくビジネスに関するポイントが私のやりがいになっているとはすぐに答えられなかったのです。

 

分かりやすい例で言えば、お得意先やお客様からのありがとうのお言葉がうれしい、とか、誰かの課題解決に役立てるのがうれしい、とか、そういうのって分かりやすいですし、答えとしても納得度が高い模範解答です。

 

そういう言葉では私は自分のやりがいをそういう明確な言葉では表現できませんでした。



一般的なものしかない

 


今になっても、今までできなかったことができるようになった、とか、チームでなにかを解決できた・生み出せた、とか、そういうところにはうれしさみたいなものを感じますが、それが仕事のやりがいなのかと問われると、さてどうなのか、と思います。

 

さらに、就職活動の話に戻れば、私の感じているうれしさというのは、別に今の会社でなくても経験できるものでもあります。

 

そうなると、今の会社でないと感じられないやりがいというのはないに等しいのかもしれません。

 


金か?



いや、もしかすると、お給料というのがやりがいの一つと答えるのであればそれはまごうことなき真実な気がします。

 

お金がもらえるから働いている、というのは夢はないですが、正しいと思っています。

 

セミリタイアをするためにはお金を貯めることが必要で、お金を貯めるためには今の会社で働いてお金を稼ぐことが一番楽なのではないかとも思います。

 

今から他社に転職しても、同じお給料をもらえる保証はありませんし、お給料は増えるけど負担も増えるということを望んではいませんし、バランスという意味では今の会社で働くことが一番良いのかもしれないと思っています。

 

でも、やりがいって何ですかと聞かれて、お金ですって答えると恐らく、がっかりされるんだろうなと思いますし、そういう印象を持たれるのは嫌だなと思う気持ちはあるので、そうは答えられませんでした。

 

結局お茶を濁すような回答をしましたが、果たしてどう受け取られたのか気になります。

 


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