シャープが、55歳以上の管理職を対象に早期退職制度を導入すると発表されました。
優遇措置は給与最大6ヶ月分で、キャリア支援のための福利厚生の一環という目的のようです。
その目的をそのまま鵜呑みにする人はいないと思いますが、まあ表向きはそうだということのようです。
どうも、この制度は一時的な措置というよりかは、今後の通常の制度として導入されるもののようですので、あくまでも社員から希望した場合に制度を活用できるということなのでしょう。
短期的なコストカットを目的とした人減らしのためではないのかなと思います。
そういう意味で、キャリア形成を後押しする福利厚生という側面が全くないわけでもないのかなと思います。
使いたい人は使ってくださいね、ですから。
でもまあ、コスパが悪い人材が多くいるとか、ポジションが埋まっていて若手の登用が難しいとかは間違いなくあるのでしょうね。
魅力的かな?
ただ、最大6ヶ月の給与分しか優遇してくれないのはあまり魅力的ではないのかなと思ってしまいます。
対象となる管理職の人がいくらもらっているのかは知りませんが、それなりにもらっているのでしょうし、業務負担とのバランスを考えると、むしろ恵まれているという人もいるのではないでしょうか。
そもそも、会社として制度を活用して欲しい人は、会社がコスパが悪いと考えている人でしょうから、逆の立場に立つと、パフォーマンス以上に給料をもらえているということです。
セミリタイアしたいとかでない限り、働き続けた方がメリットが大きいのではないかと思います。
シャープはすでに外資に買収されてしまいましたので、給与体系も変わっているのかもしれませんが、日本企業であった頃は、若いうちはパフォーマンス以下の給料しかもらえていなかったのが、50代とかになって取り返している世代でもあると思いますし。
6ヶ月分の給与程度なら、あと数年会社にしがみついた方が得策ではないかと思うのが自然な気がします。
もしも気楽に仕事ができるならなおさらそう思うのではないでしょうか。
個人的には、実際のところ、どんな人がどのような理由で権利を行使するのか、興味があります。
転職で引く手数多な人が抜けるだけなのでしょうか?
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