子どもの成長に目を細める

 


 

子どもと週末に出かけていると、他の親御さんもお子さんを連れて出かけてこられているのを目にします。

 

そうすると、どうしても他のお子さんと自分の子どもを比べるということもあります。

 

比べると言っても、何ができるとかできないとかいうことや、なにかしらの優劣のことではなくて、立ち振る舞いや反応の違いみたいなことなのですが。

 

感想にはまあ親バカも入ってのことになると思いますが。

 

まず、私の子どもはやや照れ屋さんというか、シャイな部分があると思っています。

 

他の人にとてもニコニコするので、その他の人がちょっかいを出してくれることもあるのですが、そのちょっかいに対しては控えめというか、恥ずかしがるようなそぶりを見せます。

 

他の人にニコニコするので、社交的なのかなという思いもあるのですが、かといって他の人の方に向かっていくというようなこともなく、それは大人に対しても子どもに対しても同じような感じで、少なくとも私が一緒にいる際には、他の子どもを遊びに誘う、というようなことはないような気がします。



見ていて楽しい

 


加えて、結構反応が大きいというか、驚きの感情や喜びの感情を大きめに表現するなと思うことがあります。

 

その大きさは、周りの人がびっくりして振り返ってしまうくらいのもので、自分の好きなものを発見した時の心の底から出てくるような感情の表現ともいえるような気がしており、そういう反応が出ると私としてはとてもうれしく思います。

 

その反応を見て、ああこれが好きなんだな、楽しいんだな、ということがわかってうれしいというのはもちろんのこと、そのような体験をさせてあげられたことに対しても自分がうれしく思うというか、役割を果たしたというのとは違うかもしれませんが、子どもに体験をさせてあげられてよかった、という幸せを感じるからです。

 

私自身の性格もあると思うのですが、あまり感情の起伏が大きくない自身にとって、うれしい、うれしくないというような感情を抱くことも生活の中ではそんなに機会もありません。

 

仕事をしていても、安心した、ということはたくさんあるのですが、それがうれしさであるかというとそうではないような気もしています。

 

そんな半面で、子どもの一挙手一投足に対しては単純にうれしさや幸せを感じるというのが日々の楽しみでもあります。

 

もちろん、思った通りに行動してくれないことが多いですので、その点は大変ではあるのですが、まあ子どもなんだから仕方がないよなというあきらめというか、受容できる気持ちがあります。

 

頭ごなしに怒る、声を荒げて怒るということをしたことがありませんので、それがいいことなのかどうかは判断しかねますし、場面によってはよくないことでもあるとは思うのですが、自分は子どものことが好きなんだろうなというのは実感しています。

 

子どももそれは分かってくれているというか、もっと言えば、私は怒らずに優しいということが分かっているのでしょう。

 

妻に怒られて泣き始めると、私の方に寄ってきて抱きしめてくれと訴えかけてきます。

 

ずるがしこいなあ、なんて思いますが、そうやって寄ってきてくれると大変うれしいものです。

 




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