仕事をしていると、よく、ポジティブに考えるように、と言われます。
仕事に限って言えば、なぜできないかを考えるのではなく、どうやったらできるかを考えろ、というようにも言われます。
前者は後ろ向きな思考で、後者は前向きな考え方だと言えるかもしれませんね。
どうやったらできるかを考えて、それでもできないのだったら仕方ないから、まずは考えろという感じです。
実際問題
その実現の指示を出す人が詳細までは良く分かっていない指示を出す場合もあるのですから、それは当然と言えば当然です。
ただし、それがなぜできないのかということをただ伝えるだけでは、それをできるようにするのがお前の仕事だ、と良く分からない叱咤激励を受けるだけで終わってしまうことがあります。
この点は考えたのか、こういうことはできないのか、という質問が来てうまく答えられないと、それ見たことかとばかりに攻勢を許してしまいます。
ですので、確かに、説明をする場合でも、こういうことを実現しろと今言われていますよね、という確認をした上で、ここのポイントを妥協すればここまでは実現できます、まったく妥協しないのならこのポイントの実現は絶対に無理です、ということを論理的に説明しながら、あなたの目標はここにあるわけですからこの目標達成のためにはここは指示を変えてもらった方がいいと思いますが、という説得の仕方をすれば、話の分かる人であれば、もう少し深く考えてくれるようになると思います。
当然ながら、そういう説明をしても、やはり、それを全部でできるようにするのがお前の仕事だ、と言ってくる人もいますが、その場合はもうどうしようもありません。
言うは易し
とは言っても、ポジティブに考えるように、というのは言うは易し、行なうは難しで、実際に物事に取り組んでいる人はどうしても近視眼的なものの見方になります。
そういう時に、第三者的に意見を言ってくれる人、かつ経験がある人にアドバイスを求めるというのは効果がある気がします。
ああ、そうやったらできるかもしれないんだな、ということに気づくことがありますので。
私自身、別にポジティブシンキングができる人間ではないのですが、確かに、仕事でストレスを抱えてしまうよりかは気持ちは楽になるかもしれないなと思うことがあります。
ストレスを抱えれば抱えるほど、後ろ向きな考え方になりやすくなりますし、それによってさらにストレスを抱えてしまう、という負のスパイラルに陥ることは自身の経験からも可能性が高いなと思います。
それならば、いっそのこと、どうやったらできるのかを考えた方が、答えが出るかどうかは分かりませんが、負のストレスを抱え続けるよりかはいいかもしれないなと思います。
生き方
仕事をしているとどうしても後ろ向きな考えになってしまうので、なぜそんなすり減り方をしなければならないんだという思いを持ちますので。
そう考えると、ポジティブに考えるというのは、仕事だけの話ではなくて、生き方そのものに当てはまることなのでしょうね。


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