海外出張で日本に来ていた外国籍の方と話をする機会がありました。
ちょっとレジャーもかねて、同僚に回転寿司のランチに連れて行ってもらったそうなのですが、その際に結構おなか一杯食べたの2人で3,000円もいかなかったと驚いておられました。
ロンドンやニューヨークであれば、ちょっと多く食べると1人でもそれくらいの金額になってしまう、ということで、日本の物価が安いこと、ただし食事の質は高いということに結構驚いておられました。
まあ、海外の大都市の場合、マクドナルドで注文しても1人で1,500円くらいかかるのも普通でしょうし、寿司自体、結構高めの価格設定をされていますので、そんな経験を持っている人が回転寿司に来れば驚くのも無理はないことなのかなと思います。
当の日本人は、物価が高くなっていると苦しんでいる半面、海外で稼いでいる人は物価が安いと感じるのですね。
もちろん、その方の場合は出張という形で来ているために、航空券などの移動コストは会社持ちですので、そこに関しては負担に思う必要がないというのもあるのでしょう。
ホテルも安いらしい
ホテルの宿泊にについても会社持ちではありますが、それでも日本にある名のあるホテルの価格は安いと感じるようです。
え、このブランドのホテルがこの価格で宿泊できるの!というように。
日本人の会社員は結構ビジネスホテルに宿泊することに慣れていますし、そもそも普段からそんなにいいホテルに泊まらないというのもあると思いますが、それでも価格を見れば高いなと思うと思います。
それでも、どうも海外からの出張者から見れば安く感じるみたいです。
また、出張時に宿泊するそのビジネスホテルの価格も会社の経費にするには上限額があることが多いと聞いています。
確かに、私が入社したころに比べれば、ビジネスホテルの価格も上がってきているように思います。
海外からの旅行者、インバウンド需要があるために強気の価格設定ができるというのもあると思いますが、以前に比べれば、同じホテルでも価格が上がっているような気がすることはあります。
出張を制限する動き
本当は会社側も規定としてそのあたりを考慮してくれるといいのですが、現在はそもそも、オンラインで打合せもできるのに、わざわざ出張する意味があるの、という感じになっていますので、出張そのものを減らそうとする動きになっていますね。
出張して、対面で議論して、何ならその日の夜に飲みに行くくらいの方が関係性が深まって、その後の仕事もやりやすくなるのではないかと思うのですが、なかなか世知辛い世の中です。
やはり人間ですから、実際に会ったことがあるかないか、というのは関係性という意味では重要だと思いますし、食事を共にするのも同じように大切だと思うのですけれども。
なんなら、今、役職が上の人たちはそうやって関係性を築いてきたのではないのでしょうか。
当然、インターネット環境の発展によって世の中が便利になるのはありがたいことではありますが、物価が上がっているから、利益を出さないといけないから、出張は削減、という流れはさみしくもあります。
今回、海外出張で来られている方も、少し経費に制限はあるということはおっしゃっていましたが、上の役職の方なのでそれでも少しは融通が利くのでしょう。
利益を生み出すのに、削減できるコストを減らすのは合理的ではありますが、その一方でより大きな利益を生む可能性のある何かを失っているような気もしてしまいます。
まあ、出張先で遊ぶ人も確かに存在はしていますから、一概にどうこう言える話でもありませんが、出張先で羽を伸ばすことがやる気につながっている人もいるかもしれませんしね。
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